『真夏の方程式』- 東野圭吾 – 読了

真夏の方程式

ガリレオシリーズの最新長編『真夏の方程式』読了しました。

舞台は美しい海が広がる田舎、玻璃ヶ浜にある宿緑山荘。この宿の宿泊客が近くの岩場から転落死しているのが見つかった。これは単なる事故ではない──警視庁捜査一課管理官の多々良はそう直感し部下の草薙に秘密裏に捜査するよう命じる。

同じ宿には海底熱水鉱床の調査のために帝都大の准教授湯川も宿泊していた。果たして、宿泊客の死に隠された謎とは──

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[WordPress] WordPress標準ガイドブック

WordPress標準ガイドブックWordPressオフ in Tokyoのビンゴ大会で頂いた、Naoさん執筆の『WordPress標準ガイド』が昨日(9/27)届きました :smile2: (Naoさん、OtsukareさんMYCOMさん、ありがとうございましたm(_ _)m。大切に使います)。2 flickr

WordPress本というと、『WordPressでつくる!最強のブログサイト』『次世代ブログWordPressで一歩先を行く』の2つの本もありますが、本書『WordPress標準ガイド』はオリジナルテーマの作成やカスタマイズなど、ブログの顔となる見た目をデザインする内容が中心となっています。

WordPressを始めて、ある程度遊びつくすと、最終的に行き着くところはやはりテーマのカスタマイズ…とはWPオフでZazieさんとも話していたことです。いや、ひろまささんならプラグインの作成、と言うかもしれません…。いや、むしろ言って欲しい。…んがおいらには無理なので :troubled3:

本書は、単にソースコードを羅列するのではなく、どうしたらどういう結果(見た目)になるのか、どうするのが一般的なのか望ましいのか、丁寧に解説されているので分かりやすいと思います。

そんなわけで、これから自分だけのテーマを作ってみたいという中級ユーザさんや、サイドバーのカスタマイズ方法を知りたいという初中級ユーザはもちろんのこと、これからWordPressを始めたいという初心者ユーザさんにもオススメの一冊です。

…と頂いたのでたっぷり目に宣伝してみました。

そんなこんなで、私もそろそろローカル環境にWPのテスト環境を構築しようと思って、本書と付属のCD-ROMを使ってApache、PHP、MySQL、PHPMyAdmin、そしてWPをメインのノートPCにインストールしてみました。……ところが!

管理画面にログインしようとすると、Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /……/wp-includes/capabilities.php on line 19 orz

フォーラムやネットを見る限り、ログインユーザの権限部分がEUCとUTF-8の文字コード不整合を起こしてるようなのですが、環境やヴァージョンにも寄りけりで色々対処を施しても直らずorz

ノートPCにはかなり色々なソフトウェアが入ってしまっているし、PHP等のバージョンによっても違うでしょうから、原因を特定するのも大変だったのでXamppLiteを使ってみたらこちらはあっさりログイン成功……orz なんでだろう :sad:

[小説] 弥勒の掌 我孫子武丸著

弥勒の掌『弥勒の掌』 文庫になるのを待とうと思っていたのだけれど、このミス2006 ((『このミステリーがすごい 2006年版』のこと。『容疑者Xの献身』じゃなくて、こちらに反応するところが私らしい。))の19位にノミネートしているのを見て思わず買ってしまった一冊。

このミス曰く、我孫子武丸が『殺戮に至る病』から13年。新しいあっと驚く仕掛けを引っさげてこのミスに戻ってきたとのこと。

『殺戮に至る病』と言えば───この本はこういう本で、こういう謎解きなんだとネタばらしするのは好きじゃないのですが、面白いから読め!とだけ書いても伝わらないでしょう…───叙述トリックを使ったサイコサスペンスの傑作 ((傑作であるが、心臓の弱い方と18歳未満は読んじゃだめなんである。あとチュンソフトによると我孫子さんって素敵って思ってる女子の皆さんも読んじゃだめなんだそうである。まる。))です。

叙述トリックは、そのトリックが明らかになったときにあからさまに筆者の存在(あるいは、筆者の仕組んだ様をか)を感じさせるため、物語の世界に没入したい読者からは嫌われる傾向にあるそうですが、私はどちらかというとこの世界が崩壊するような感覚にある種カタルシスを感じるので、結構好んでいます。

話が長くなってしまいましたが、『弥勒の掌』もまた叙述トリックを使った操作小説です。読み進める途中でなんとなく真相が分かったのですが、最後まで読み終えたらトリックの半分も当てられていませんでした。こんなにも簡単なことだったのに!

今回も見事にやられてしまったわけですが、それがなんとも心地良い。ぜひともこおの気持ちを味わって頂きたいと思います。

最後まで読めた人は何人?

映画を見て以来つるつると読めた『ダ・ヴィンチ・コード』。つい先日読了しました。最初はうんざりしていた宗教や美術の薀蓄もストーリーが頭に入っていると意外とついていけますね。

この『ダ・ヴィンチ・コード』、全世界で4900万部、日本でも400万部を超える大ヒットだそうですが、こんなことを聞くと果たしてこのうちの何人が最後まで読んだのだろう?なんて考えちゃいました。

出版社としてはとにかく買ってもらえればよいのかもしれませんが、作家としては最後まで読んで欲しいはず。これがWEBなら最後までたどり着けた人が分かるのですけどね。

そんなことを思っていたらゲームの世界では最後のシーンまでたどり着いたプレーヤーの数を収集する仕組みが登場したのだそうです。

全クリ率は何%? プレーヤーのログ収集で分かった新事実 デジタル家電&エンタメ-最新ニュース:IT-PLUS

この記事によると5時間程度で最後のシーンまでたどり着けるというHalf-Life2 Episode1のクリア率は48.35%。およそ半数の人は何らかの理由で諦めているということだそうです(オンラインゲームならともかく、スタンドアロンのシューティングというところが新しいのでしょうね)。

この仕組み、紙の本に応用するのはちと無理なわけですが、実に興味深いアプローチだと思います。

『わしんちコード』。500万人の日本人が買いました。でも250万人は途中で挫折しました…そう聞かされたら面白そうだと手を伸ばすとは到底思えないからです。こうしたアプローチが採用されれれば、最後まで衰えない吸引力をもった作品作りがされるようになるのではないでしょうか。

The Universe of English

スゴ本さんが東大教官がすすめる100冊というエントリで、「東大教官が新入生にすすめる本」を取り上げていた。

記憶をたどってみるとそういえば当時、冊子で(しっかりとした装丁ではなくてコピー用紙に色紙の表紙をつけたようなやつだ)教官が薦める本リストみたいなのが出回っていた気がする(当時はいろいろな冊子を有志が作っていて、教官逆評定リストとかもあった。鬼教官と仏教官が載っていて、非常に役立った)。

スゴ本さんがまとめなおした100冊を見ていてびっくりした。4位に、The Universe of Englishが入っているではないかΣ(゜д゜lll)

と書いたところで、知らない人はまるで知らないと思うので説明すると、オランダ絵画の話、右脳と左脳、人類の誕生、などなど知的好奇心をくすぐる(かもしれない)英文が載っている本である。スゴ本さんも良書だと言っているし、この本を編集した教官が何度も何度もいい本だと薦めていたところからすると、確かに良い本なのだろう。

しかし、どんなにほめられたところで所詮は教科書なのである。パンキョーの英語の教科書になっていて、これを読んだ上で試験される。要するにみんな買う本なのだ(中には買わずに単位だけもらう猛者もいた。単位ももらえない猛者もいた)。そんな本好きになれというのが無理っちゅうねんヽ (`Д´)ノ

この本を嫌いな理由の一つが、英文がとんでもなく読みづらかった記憶があるからだ。

Movable TypeやWordPressをいじっているから英語のページを読むことも多いけど、別にそれで読みづらかったりはしない。CNN.comとかでもわりかし平気なのだ。それでも、この本は読みづらかった。

先に書いたテーマを見ると、この本で取り上げられていた文章は英語の学術論文とかが多かったのかもしれない(新聞の切り抜きとかもあったけど)。要するに小説とかでいうところの文章の読みやすさ、というところからはまるで外れた悪文だったんじゃないか。声に出して読みたい英語じゃなかったってことか。

この本、今年から第三版になっているらしい。Amazonじゃひっかからないけど、未だに読みにくいのかちょっと気になる。