スゴ本さんが東大教官がすすめる100冊というエントリで、「東大教官が新入生にすすめる本」を取り上げていた。
記憶をたどってみるとそういえば当時、冊子で(しっかりとした装丁ではなくてコピー用紙に色紙の表紙をつけたようなやつだ)教官が薦める本リストみたいなのが出回っていた気がする(当時はいろいろな冊子を有志が作っていて、教官逆評定リストとかもあった。鬼教官と仏教官が載っていて、非常に役立った)。
スゴ本さんがまとめなおした100冊を見ていてびっくりした。4位に、The Universe of Englishが入っているではないかΣ(゜д゜lll)
と書いたところで、知らない人はまるで知らないと思うので説明すると、オランダ絵画の話、右脳と左脳、人類の誕生、などなど知的好奇心をくすぐる(かもしれない)英文が載っている本である。スゴ本さんも良書
だと言っているし、この本を編集した教官が何度も何度もいい本だと薦めていたところからすると、確かに良い本なのだろう。
しかし、どんなにほめられたところで所詮は教科書なのである。パンキョーの英語の教科書になっていて、これを読んだ上で試験される。要するにみんな買う本なのだ(中には買わずに単位だけもらう猛者もいた。単位ももらえない猛者もいた)。そんな本好きになれというのが無理っちゅうねんヽ (`Д´)ノ
この本を嫌いな理由の一つが、英文がとんでもなく読みづらかった記憶があるからだ。
Movable TypeやWordPressをいじっているから英語のページを読むことも多いけど、別にそれで読みづらかったりはしない。CNN.comとかでもわりかし平気なのだ。それでも、この本は読みづらかった。
先に書いたテーマを見ると、この本で取り上げられていた文章は英語の学術論文とかが多かったのかもしれない(新聞の切り抜きとかもあったけど)。要するに小説とかでいうところの文章の読みやすさ、というところからはまるで外れた悪文だったんじゃないか。声に出して読みたい英語じゃなかったってことか。
この本、今年から第三版になっているらしい。Amazonじゃひっかからないけど、未だに読みにくいのかちょっと気になる。