マニフェス党。誰かこのネタやりそうな気がする…


暗!

総選挙ですよ~~(^-^)ノ

11月9日は衆議院議員総選挙の日なのはご存知ですよね?改革推進を訴える自民党と政権交代を実現すべく息巻く民主党との熱いバトルが展開されてそうなのもご存知ですな?あいにくと私は11月9日に投票にいけないことになっていたので、不在者投票をしてきました。以前、投票にいけたのに気がついたら夜の9時だったことがあったのは内緒。

わたしのいる選挙区では3戦の代議士を破って、新人?が当選したようです。わたしもこの人に入れていたので、まさに投票すれば、ちゃんと政治が動くんだ、ということを肌で感じることができました。以下にあるのは選挙前に書いておいて公開を忘れた日記です。お暇なかただけどうぞ。

せっかくなので二大政党の政権公約、いわゆるひとつのマニフェストを整理して、投票の手立てにしてみました。これを見てみると、3つの論点になりそうです。

高速道路公団の是非

自民党は高速道路公団の民営化を、民主党は高速道路無料化、不採算路線の建設中止を掲げています。自民党の場合、高速道路公団を民営化したときに果たして不採算路線を作らなくなるのかははっきりしません。また、民営化した以上収入を稼がなくてはいけないので、有料を固定化しようとするということが容易に想像できます。

一方、民主党は高速道路を無料化するという一見すると素敵なプランを出しています。建設費用をペイしてからも、高速道路利用料を取り続け、道路族の懐を暖めてきたことが攻撃材料になるからでしょう。しかし、高速道路の維持費用は当然必要なわけで、民主党は約9兆円と見積もるこの費用を税金で当てようと考えているようです。この点は「高速道路を使わない人にも負担させるのか」といった非難ができます。ただ、不採算路線の建設に高速道路利用料を宛てていたら、高速道路を使いさいすれば、自分が走らないような所の負担までさせられることになるわけですが。

また、不採算路線の建設即時中止については全体の90%の工事が完了してしまっているのに、いまさら辞めるのはいかがなものかという自民の批判も頷けなくもないです。これらのことからすると、民主党のプランも完璧ではないことがわかります。ただ、私は高速道路を利用する立場の人間なので、無料化は魅力的だし、正直いって「自分しか走っていない高速道路」を何本も知っています。90%までいったものを中止するのは馬鹿げていますが、これ以上着工するのはやめてもらいたいものです。

年金改革と消費税

年金財政はいよいよがけっぷちで、今年年金保険料を払っている人で将来自分が年金をもらえると思って信じている人は一人もいないでしょう。自民党は基礎年金の国庫負担を3分の1から2分の1に引き上げて財政強化を図りたい模様。ところがその財源については、「消費税は3年間はあげない。それ以外を探すのが政治」(ダメズミ)と明らかにしていません。正直いって信用性なさ過ぎのパフォーマンス宣言でしかありません。

民主党はというと、「所得比例年金」と「国民基礎年金の2階建て方式を採用し、国庫負担2分の1引き上げ、消費税を財源としてあてることも明確に示しています。ただし、これによる将来の国民負担率が示されておらず、給付額や負担金の面で将来しわ寄せが来ないとも限りません。民主党は年金に限らず、弱肉強食とまでは言わないまでも競争をふんだんに取り入れた政治を狙っている面が見え隠れしています。競争に勝てる自信がある人にはよいけれど、そうでない人にはなかなか怖い政党ではあります。

地方自治体改革

地方自治体への国の補助金削減、税源委譲、地方交付税の削減を同時に進めるのが自民党の改革。国からの補助を無くし、自由に決定させることで地方の自立を促す考えのようです。…が、どの補助金や税をどれだけ減らすのか、といったことは触れられておらず、これまた根拠なしなし、信頼度ゼロゼロです。さすが、パフォーマンスオンリー政党。

民主党は補助金全廃を掲げ、地方分権を進めたい考え。全廃という数値がわかりやすいけれど、一方で自治体に「30人学級の実現」「グループホーム増設」などを求めながら、12兆円を使途自由な一括交付金にするとしています。「30人学級ではなくて、高速道路建設に」と自治体が判断して使えてしまうわけで、たぶん意味なしなし。政策誘導は不可能と思われます。

正直もう候補者など見るだけ無駄

以上からすると、自民は当然ながら民主も完璧なプランは出していないことが分かります。ただ、自民、民主で議席の大半を占める実態を考えれば、他の政党に投票しても死票になりそうです。私のいる選挙区では、自民、民主、共産の三候補が立候補していました。迷わず民主に投票。いまの政党政治の実態を考えれば、議員の個性はほとんど無意味と思われます。まぁ、自民党候補のセンセは顔が気に食わないのとうるさいのでむかついたのは確かですが。

取り合えず投票にいこうや

私の同期の一人は、投票に行かない人がいっぱいいれば、自分達の政治が悪いって分かって改めるでしょ、なんて言っていましたが、そんなわけがありません。投票にいってダメージを与えなければやりたい放題やるだけです。現在の政治システムをとり続ける以上、有権者にある唯一の価値は「いまの政治に対してYesかNoを言える」権利だけです。景気が悪くて会社の業績が悪いとか、学校の先生が信頼できないとか、なんか不満があるなら、とりあえず投票にいきましょうよ。

この画像はCreative Common Lisenceに基づき使用しています。


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