静岡県三島市駿東郡清水町にある柿田川湧水群に行ってきました。ココロ社さんの東京から45分で行ける日本屈指の清流地帯という記事に多分に感化されてますです、はい。
透明度の高い清流と聞いて、「富士山に降り注いだ豊かな雨水が湧き出して~」 という筋書きを考えていたのですが、まさにその通りのようで、常時琵琶湖と同じだけの水量の地下水が貯まっており、それが日に東京ドームと同じだけ(100万トン!!)湧き出しているそうです。
現地にいたボランティアガイド(自然保護活動をしているそうだ)のお話によると、この湧水群がこのように美しくなったのはつい最近のことなんだとか。この豊富な水を求めて製糸工場が進出し、大量の汚水と石炭灰を排出したせいで一時は魚もすめない状態になっていたそう。柿田川の自然を守ろうと市民が中心となって工場を追い出すことは成功したものの、乱開発から柿田川の自然を守るため土地の買取を要求しても、県も市もこれを拒否(工場からの税収で潤っていた以上、悲しいけど当然ですね)。結局ナショナルトラストとして、このガイドさんを中心に土地を買い上げているそうで、残り15%の未取得の土地の取得を目指しているそうです。
「募金箱は小さいですが、大きいの(要するにお札)もは入りますので、ぜひ入れてください」とガイドさん。いいセンスしてます。活動にも共感できるし、景色を楽しませてもらってフリーライド(ただ乗り)するのはやだな、とも思ったのでわずかですが、募金してきました。本当に有料の公園でもいいと思うくらい、きれいなところです。
行き方
JR東海道線三島駅から下図のように歩いていけばOK。柿田川公園に到着するまでにも、水辺スポットが点在しているので、1時間くらいのいい散歩になります。
“この道わが旅:柿田川湧水群(静岡県駿東郡清水町)” への1件のコメント
[…] photo by Odysseygate.com […]