さっきまで受信できていたOutlook Expressが突然メールを受信できなくなった、という事象が最近私の周囲でちらほら起きています。
同じネットワークの中の自分以外の人は受信できている、ネットワークはダウンしていない(たとえば、インターネットは見られる)、送受信のボタンを押すと処理は進むが途中でエラーが出て受信できないという場合はこれが原因かもしれません。
保存フォルダにある受信トレイ.dbxなどのファイルが2GBを超過していないか
Outlook Expressのツール(T)→オプション(O)→メンテナンスタブにある「保存フォルダ(E)」をクリックすると出てくる保存場所のファイルパスをマイコンピュータなどのアドレス欄に貼り付けると数々の.dbxファイルが並ぶと思います。
これが受信トレイとそこに作ったフォルダの中にあるメールが入っているファイルそのものになります。
このファイルの大きさは2GBまでという制限があるため、受信トレイや各フォルダに入っているメール(と添付ファイル)の総量が2GBを超えてしまうと、それ以上ファイルサイズを増やせないため、エラーを返してしまいます。
これに対しての対処法は、新しいフォルダを作ってそこにメールを移してやることです。企業では日々大量のメールを処理している方が多いため、とくに受信トレイにメールを置いておくとすぐにファイルサイズが2GBに到達してしまいます。
わたしの場合はGTDに従って、受信トレイには自分のアクションが必要なメールだけ置くようにしていますが、とにかくメールは各フォルダに小分けにするほうがよいです。もう処理の必要のないメールは削除してしまうに限ります(証拠として残しておく場合は別)。
メールが受信できなくなった先輩に「Thunderbirdにしたほうがいいですよ。ウヒヒ」と囁いてあげたのですが、直ってしまうと再びOutlook Expressを使っていましたとさ。