お仕事で新潟中越地震の被災地に支援に行くことになりました。支援ですが、あくまで”仕事”です。強制であって、ボランティアではないのが悲しいですが…。
現在のところ、関越自動車道はあちこちが崩落していたり、隆起していたりでとても走れる状況じゃないということで封鎖されています。「緊急車両」という扱いで警察から許可をもらうことで通れるようになるのですが、実際に通ってみると左の写真の通り追い越し車線を走っているのに走行車線が崩落してなかったりとか、液状化現象によって路面が隆起したせいで30kmくらいでしか走行できなかったりとかそのせいで緊急車両渋滞が出来上がったりとかで道路状況は最悪でした。
さらに進むと何の前触れもなく対面通行になったりします。高速の対面通行のところには車線の間にポールが設置してあったりしますが、当然そんなわけもありません。本来なら追越車線のところに対向車が走ってるわけですから。追越しかけるせっかちさんがいたら、緊急車両事故になりそうです。
わたしの記憶する限り高速のサービスエリアに定休日はないように思うのですが、これこの通りサービスエリアすらもお休みです。自販機すらも、トイレすらも入れません。トイレは困るなぁ…。断水してるのかもしれないけれど。
この後は忙しくなってしまったので、ろくに写真も撮れなかったのが残念ですが、被災地近辺はもう人が住むところかと思ってしまうほど、変わってしまっていました。崩れているのはやはり古い家が多く、家だけでなく山という山が地滑りで木が流れ落ちてしまい、土がむき出しになっている状況でした。私の支援や募金したわずかなお金がどれくらい復興に役立つか分かりませんが、少しでも早く復興できることを祈るばかりです。