大雨の降る7月の終わり。
山梨に自ら家を建てた高橋文樹さんにお誘いいただき、星野さん、megane さん、確認さん、webnist さんとともに、通称『破滅小屋』にお邪魔してきました。
そこには、シティーボーイの予想を遥かに超えた野生が存在していたのです…。
なるべく底の厚い靴できてくださいね、と文樹さんからアドバイスをいただいていたので、きっと山なので歩きやすい靴がよいのだろう、と僕は思っていたのです。いざきてみると、なんとそこは10年前は木々に覆われていたのではないか、と想像できてしまうような山の中。
キャンプ場のような野原にログハウス的に家を建ててるんだろうな、という彼のブログを読んで想像していたことはまったく的外れであることがここに来てわかりました(本当に最初から読めば、原野を切り開いたことがわかるのですが…)。
シティーボーイなんて言われてしまいましたが、ぼくが履いていたのはビジネス用の革靴、というわけではなくて、ビジネスで履いても怒られないけど、歩き回れるようにトレッキングシューズを履いていたのでした。たしかに上っ面は革ですけど。
こうして開拓村の入り口から破滅小屋へ行くだけでも、草がこすれて水滴や泥がついたり、刈った後の竹などが尖っていて、なるほど底の厚い靴は必須であることがわかります。
蚊をはじめとした虫もさることながら、ここでの一番の敵は蛭。あ、読めませんよね、普通。ヒルです。ヒル。ぼくも最寄り駅までバスで400円もかかるような田舎の出なので、川ヒルは見たことがありましたが、ここにいるのは山ヒル。
足首などに食いつかれると吸い付いて離さず、引き離しても血が止まらなくなるとか。雨になると湧いてきて、開拓者たちに襲いかかるのですが、その恐ろしさについてはまた後ほど。
テラスでお昼ごはんを食べながら、談笑。雨が降ってきたら破滅小屋のなかに入ってまた談笑。普段の仕事の話から、どういうサービスを作ったらウケるかまでビールを飲みながら語りつくしましたが、全員パソコンを持ってきたにも関わらず、結局何も作りませんでしたね(笑)
大自然の中でビールを飲んでいたらどうでもよくなってしまう気持ちがとても良くわかりました。果たして文樹さんがこの自然の中で小説が書けるのかが心配ですが…
午後4時になったので、バーベキューの準備を開始。
河原でバーベキューとかになると誰かしら火のつきやすいオイルとかを持ってくるので、炭と木片(とちょこっとのダンボール)だけで火をつけるのは久々。代わる代わる風を送ってましたが、不完全燃焼の煙で涙目でした。
いやー、バーベキューいいわ、バーベキュー。山梨にいるのに信州牛だった気がするけど、いいわー。
甲斐犬のカイ君のキス攻めにあう確認さん。
姪っ子さん(?)の誕生日のお祝いで遅れて来た webnist さんがここで合流。
文樹さんご飯後撃沈。
実は彼とは大学の同年代で隣のクラスでした。同じ体育の授業に出てたはずなんだけど、当時はお互い面識もなく。それが WordPress が縁で出会い、こうして一緒にバーベキューを囲んでるなんて面白いものですね。社会科学から量子力学までいろんな話を楽しみました。
そんなわけでホストが撃沈している間に、お風呂をいただくことに。露天風呂になっていて、水路のせせらぎが聞こえてくる最高のお風呂でした。
片付けも終えて破滅小屋に戻ってきたのですが、ぼくもそろそろ撃沈。先に撃沈していた megane さんは復活して soundcloud で megane ラジオしたり、確認さんは真夜中の Ust してたりしたみたいです。
先に寝かせてもらったせいもあって、朝5時に”催して”起床。雨はあがっていて、霧の中の破滅村です(その後9時過ぎまで二度寝したのはナイショです)。
起きてからは、破滅村に来ると日課になっているという草刈りをお手伝い。
草刈りくにちゃん。
草刈り megane。
ぼくも草刈りをやらせてもらいましたが、刈り取った草が飛んできたりして確かに危ないですね。そして草刈りが終わるとすかさず足元のヒルチェックです。
なんと megane さんは2回も襲われており、ヒルからも人気抜群であることが証明されました。ヒルは血を吸うことに成功すると巨大化し、その血で2年も生きるとか!平和な破滅村の未来の為にはきちんと対処していくのが大事だそうです。僕にその手を汚せというのか!
続いて、山梨と言ったら温泉、ということで尾白の湯へ。
バリウムイオンとストロンチウムイオンの濃度が高いため、茶色に近い色をした湯でした。そして湯上りの塩アイスがうまい!
尾白の湯のある公園べるがではニジマスつかみ取りもやっていました。星野さんと確認さんがこれに挑戦!
確認さん、背中というよりほとんどお尻見えてるよ…。確認しましょう。
隅に追い込んで…
グワシっとつかむのが定石…ですが、すり抜けていってしまいなかなか難しそう。
観戦中の megane さんと
iPhone を構える文樹さん。
苦戦を見かねて、交代で僕も参戦しました。
が、やっぱり手からすり抜けてしまって難しい。
そのうちに確認さんが本気を出してバシバシ水揚げし出しました。
参戦したオレかっこわる!
辛くも一匹仕留めましたよ〜。
ニジマスとその心臓。
係の人にさばいてもらって、いざ塩焼き!
美味しく焼けました〜!うま〜い!
そして塩サイダー。
南アルプスの地下水から塩が取れるんだそうで、山脈塩とブランドを作って売り出してるみたいです。
お昼を食べて帰りましょう、ということで卵かけごはんのお店「おっぽに亭こっこ」へ。
鶏汁は売り切れだったため、オーソドックスな卵かけごはん定食にしましたが、これもおいしかった!
次回はちゃんとした格好で着て、破滅村の開拓に貢献したいと思いますヽ(゜ー゜;)ノ
“破滅小屋の夜” への1件のコメント
ヒルとは大変ですね。自然が豊かなところにあこがれます。