GUILD 01 収録の『クリムゾンシュラウド』はテーブルトーク RPG 好きにはたまらない一作

クリムゾンシュラウド

クリムゾンシュラウド

こんにちは、おでこです。Nintendo 3DS 用ゲームソフト『GUILD 01』に収録されているロールプレイングゲーム『クリムゾンシュラウド』をはじめたのですが、これが凶悪に難しい。投げ出したくなるほど敵が強い!だけどくやし~~~~!!!!負けるもんか~~~~><と思ってプレイを続けています。

このゲームを一言であらわすと「テーブルトークRPG(以下、TRPG)」をコンピュータ上で再現したもの。

TRPG はゲームマスター(GM)がゲームの進行役を担います。ゲームマスターというと、赤黒い光でぼうっと立っていたり、姿を見せずに話しかけてきたり、プレイヤーを監獄に送りつけるのが仕事だと最近は思われているようですが、そうではなくて。

──ここは1820年代に作られた、オレゴン州にある古びた洋館だ。数年前から幽霊が出る、という噂話が絶えず、近づくものも少なくなっている。君たちはここに幽霊の正体を確かめに来た──

といった風に、場面設定や状況説明をしたり、

GM「さぁ、モーガン、10面ダイスを振ってみて」
モーガン「何のために?」
GM「 扉を開けると、正面から矢が飛んでくる。6以上が出たら回避成功だ」
モーガン「あらやだ、5だわ」
GM「 じゃあ、矢はモーガンの腕をかすって奥に飛んでいった。生命点からマイナス1して」

のようなコンピュータ RPG ならすべて自動化されているゲーム進行を務める役割を果たしています。

テーブルトーク RPG はこのようにゲームマスターと仲間のプレイヤーとの会話とダイスによって進行していくのですが、本題のクリムゾンシュラウドはテーブルトーク RPG のゲームマスターと仲間プレイヤーをコンピュータが担い、松野泰己さんが綴った特別な物語の上で、あなた自身の選択とダイスでゲームが進行していきます。

松野さんのゲームはベイグラントストーリーをはじめ、非常に難しい作品が多いのですが、今回もその通りのようで、ひとつひとつの戦闘が手に汗握る死闘になっています。「雑魚戦は存在しません」との説明通り、ゴブリン一匹倒すのに、必死。

といってもコントローラーさばきや、複雑な操作を求められるわけではありません。必要なのは戦況を読む判断と勘、そして運。

レベルという概念がないので、武器・防具を吟味したり、敵の攻撃を弱体化するか、回復を選ぶのか、それとも攻撃に転じるのか、といった判断が戦況を左右します。

もうひとつの勝利の鍵を握るのがダイス。つまり運です。攻撃の成功・失敗判定やダメージの補正、敵に見つかったかどうかの判定などにダイスを振ることになります。肝心な弱体攻撃に限ってダイスの目が低く失敗してしまって叫び声をあげたことも一度や二度ではありません。

悔しくて悔しくて、それだけに戦闘に勝利した時の感動も一入。一つ目のマップのボスにあたるであろう「ミノタウロスゾンビ」の攻略の術がなかなか見出せず、3回ほどやり直しをしてしまいました。

このように、誰でも安心してプレイして下さいと勧められるわけではないのですが、テーブルトーク RPG を好きだった人、タクティクス・オウガやファイナルファンタジー・タクティクスで松野節に魅了された方は、ぜひ GUILD 01 を手にして クリムゾンシュラウドをプレイみることをオススメします!

GUILD01 (ギルドゼロワン)


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