LAST SAMURAI

LAST SAMURAI

LAST SAMURAI

ハリウッドで生まれ変わった時代劇

公開がはじまったようなのでそろそろいいかな、と思って書いていますが、先々行ロードショーでLAST SAMURAIを見てきました。ええ、日本で見られると思うと見ずにはいられない性格です。おかげで見に行こうと誘われる頃にはとっくに見ちゃってます(;_;)。ま、それでも一緒にいって見るんですが。

LAST SAMURAIに対するワタクシの周囲の反応は意外にもというか、かなり冷たく誰も行きそうになかったので、結局行っちゃいました。またかい。

映画館にもよると思うのですが、先々行ロードショーでも昼間からやってるのが田舎のいいところ。おかげで夜中の上映時間には結構空いていました。夜中の11時から公開しやがったマトリックスレボリューションズとは大違いです。わざわざポップコーンとジュースとフライドチキンを買うのに15分も並ばなくてもいいのがご機嫌です。つーか、この田舎のどこにこんなに人がいるんだよ、とおもいましたよ。

さて、このLAST SAMURAIですが、南北戦争の英雄として称賛されていたネイサン・オールグレン(我等がトム=クルーズ)が、侍の生き方を捨て近代国家を樹立しようと思っていた日本政府から、軍隊の指南役として日本に招かれるというところから話は始まります。

あまり粗筋を話すと怒る人もいるので、端折って書きますと、とあることから(ってこんな端折り方かい!)侍達の中で生活をすることになり侍たちの生き方、考え方に触れ、やがて共感していく、というストーリーです。うわ!簡単!Σ(゜∇゜)

日本政府は、どんどん外国の文化を取り入れ近代化を急ぎ、廃刀令を出して侍達の生き方を否定していきます。それに対して武士は最後まで自分達の生き方を貫き、名誉ある死を遂げようとします。

映画を見ているうちに実際の歴史に照らすと、どの時期の話なのだろうかと気になってきました。高校生の頃あんなに頑張って日本史を暗記したくせにさっぱり思い出せなくて悲しいところですが、この時代背景から見るとちょうど西南戦争の頃かなと思います。西郷隆盛が政府と戦い敗れた後は武士の反乱が沈静化していったということとも一致していますから。

映画の見所は──

映画の終わりまでこれでもかと侍の魂と生き様を見せ付けられます。トム=クルーズはいつから侍の考え方に共感してたんだろう(この映画のプロモーションで突然言い出したような気がするし)、とツッコミを入れたいところですが、マスコミで公言しているだけあってこの映画の背景にある時代背景や人々の服装、小道具に至るまで実によく作られています。

この映画のスタッフは、キャストを除いてそのほとんどがアメリカのスタッフですが、当時の日本の再現性は半端なものでありません。いままでハリウッドが作っていた、いわゆる”忍者モノ”のようないい加減なつくりのものではないのです。

乱戦シーンもさすがはハリウッドと唸らせられるもので、時代劇なんてもう見てられません。今度からチャンネル変えてしまいましょうかね。そう思ってしまうほど、この映画の殺陣はリアルで、日本の時代劇では見ることのない血も、しっかり飛び散ります。

一部のこの映画の批評を見てみると、911テロ以降アメリカ人の個人主義に変化が生まれ、日本人が古来から持つ他人を慈しむ気持ちを再評価しようとする精神の現れだ、などと書かれていましたが、そうなんでしょうかね。

ただ、少なくとも侍の精神性を再評価するものであることは間違いありません。いい映画だと思います。ぜひ、映画館でどうぞ。

後記)この映画に最後のシーンに出てくる天皇の行動、史実に沿ったものでしょうか?なんとなく一度だけそれまでの時代の流れ逆行した時期があったと記憶はしているのですが…。ちょっと気になりました。(見ていない方のために、ずばりは書きません)

追記:渡辺謙演じる勝元が、将軍でも幕府でもなく天皇に忠誠を誓っている、という設定は根本的におかしいようです。天皇という名目上の主君の下に、将軍のとの間に主従関係を結んで領地を治める、というのが封建制ですから、やはり変ではあります。ただ、これ以外におかしい点があるわけでもないので、勝元をイイヒトに描こうとしてやりすぎちゃったのかもしれません。だからといって、渡辺謙の演技が色あせるわけではないので、やはりいい映画だと思います。

この画像はCreative Common Lisenceに基づき使用しています。


“LAST SAMURAI” への5件のフィードバック

  1. 結構よかったよね。
    日本の時代劇にはない迫力があった。
    渡辺健がそれほど英語が下手じゃなかったのにもびっくり。

    Finding Nemoも観ろよ~(^^)ノ

  2. 迫力あったよねー。
    一つの殺陣の流れを練習するのにかける時間が時代劇とは比べ物にならないからだろうね。

    撮影技法も違うしね。

    TVドラマでは無理としても、映画ではがんばってほしいかな。
    (座頭市みたいなのもあったか)

    Finding Nemoはおもろいのかい・・・?

  3. DisneyとPIXARのタッグをなめちゃいけません。
    Bug’s Lifeも
    Monsters, Inc.も
    Finding Nemoも
    おもしろいよ。

    上から順番に観ると尚よし!

  4. 東京、渋谷では並んでいた。
    前評判に関してなにも期待せず、だったんだけれど なかなかどうして。
    最後の決戦シーンのカメラワーク等、すばらしい!

    トムクルーズの顔が段々日本人に変容してゆく様等も見事でした。

    渡辺謙さん、受賞なされることを切に願います。

  5. >ひげ

    Finding NEMOは、相変わらず見にいけてないけれど、隣の席の派遣さんはとってもいい!と絶賛みたい。

    冬休み中に見に行こうかな。

    >yumiさん

    渡辺謙の演技はよかったですね。ぜひ受賞してくれたら、と私も思います。

    この映画の、ここがおかしい!について、少し追記してみました。あわせてごらんください。[記事参照]

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