トム・クルーズ主演の映画「ワルキューレ」を見てきました。
反ヒトラー派の軍人シュタウフェンベルク大佐がヒトラー暗殺計画を実行し、処刑されるまでを史実に基づいて映画化したもののようです。
ヒトラーは第二次大戦中のベルリンの戦いに敗北後の1945年、拳銃による自殺をした(とされている)ため、もちろんこの暗殺計画「ワルキューレ作戦」が成功したはずがないことは映画を見る前から明らかなわけですが、当時のドイツの中に大量の反ヒトラー派がいて、かなりの数のヒトラー暗殺計画が実行に移されていたようで、当時のドイツもまったく一枚岩ではなかったわけですね。
暗殺計画に賛同している者達も「全ヨーロッパのため」といいながら、中には自分が人の上に立ちたいと思っているだけの政治家や、出世欲旺盛な軍人がいたりと、必ずしも正義の行動ではなかったこともきちんと描かれていました。
残念なのは、せっかく「ワルキューレ作戦」なのにワーグナーの「ワルキューレの騎行」が流れたのはシュタウフェンベルクが作戦を思いついたときのワンシーンだけ。エンディングでもいっぱい流してほしかったなぁ~。