2009年を代表する大作、ジェームズ・キャメロンの『アバター』を 3D 対応劇場で見てきました。
──舞台は地球型惑星パンドラ。海兵隊上がりのジェイク・サリーは人間と先住民ナヴィのDNAをかけあわせたクローン「アバター」とリンク(神経を結合)して、パンドラとナヴィの調査を始めます──
映画の 3D というと、飛び出すドラえもん以来なわけですが、3D 眼鏡がその頃と変わっていません…(笑) 大丈夫でしょうか(yuriko さんによると、赤青方式ではなくて偏光板方式なそうなのですが、なんか赤と青に見えますね…。しかも今調べたら、飛び出していたのはドラえもんじゃなくてオバケのQ太郎だったという…とびだせ大作戦!)
映画が始まると、3D に対する心配は杞憂に終わりました。臨場感がすごい!むやみやたらと飛び出してくるような演出はなくて、手前にいる人とピントがあっている人と遠景とでボケ具合が変えてあるようで、ピントがあっている主人公たちがものすごく強調されて見えます。
一方で、(3D ではない)通常版を見ていないから分かりませんが、せっかくの美しい風景がボケてしまっている気もしました。パンフォーカスのシーンではすごく綺麗なんですけどね。
あとはやっぱり眼鏡。いくつか大きさの違う眼鏡があるようなんですが、自分の顔にフィットしないものをもらってしまうと映画の最中ずっと眼鏡のズレを気にするはめになります。少し小さめくらいがいいと思います。係の人に言って変えてもらうべきですね。
3D といえば、TOHO シネマズの 3D 対応劇場に見に行くと FF13 の 3D 版の CMが見えるらしいです。その FF 13 も CG のクオリティでは AVATAR と同じくらい綺麗ですが、見せ方(カメラワーク)で Avatar に軍配かな。木の大きさの見せ方も真下から広角で見せたりとか。
キャラクターデザインはスタン・ウィンストンスタジオが担当しているようです。陸上人型機械がターミネーターっぽいですね。最初はまったく見分けがつかなかったナヴィ(Avatar)たちも、中盤くらいになると確かにサム・ワージントンぽい!って思えるようになるから不思議。
今回のシナリオはとても伏線が張られていて練りに練られています。ナヴィのハンターになるための訓練を先に見せておいて、ラストのトレーラーに墜落するシーン、とか。ターミネーターとは大違い(おっと)。
あと、イクランかわいそす。ヴィッツからレクサスに乗り換えました、みたいな(つд・)感じですよね。
というわけで、まとめると大満足の出来栄えです。BD 出たら間違いなく買っちゃいます。BD にも 3D 版入ると良いな……。