映画『チーム・バチスタの栄光』

チーム・バチスタの栄光

このミス大賞を受賞した同名小説の映画化。原作は読んでいません。

___東城大学医学部付属病院はフロリダから招聘した桐生をリーダーに、チーム・バチスタを結成。通常60%程度の成功率であるバチスタ手術にて100%の成功率を誇り、拡張型心筋症の治療で成功を収めていた。そんなチーム・バチスタに立て続けに3件の術中死が発生。桐生は自ら内部調査を要請。病院長高階は心療内科医の田口に内部調査を命じる。チーム・バチスタへのヒアリングを続ける田口だが、一向に原因はつかめない。そんな田口の前に厚生労働省の役人白鳥が現れる___

ATTENTION!ネタばれ注意!:
犯人を名指ししたり、トリックをばらすことはしませんが、この先でトリックへの批評を行います。映画や小説をご覧になっていない場合はご注意ください。

関係者のプロファイリングに似ている動物を用いたり、心肺を心配と書き間違えるなど、コミカルなキャラクターを演じる竹内結子と、トリックの上田先生そのままな阿部寛の演技は見ていて面白く、かといって映画の大部分を占める謎解きを邪魔することなく、また手術の成功ケースと失敗ケースが丁寧に描いてあり、謎解きに集中することができました。

しかし、一つ目の真相のトリックは劇中からも分かったのですが、二つ目の真相のトリックは劇中では探し出せませんでした。二つ目のトリックは、本当に描かれていたのでしょうか?僕が見逃していただけでしょうか?

推理小説はストーリーの中に散りばめられたヒントから真相を導く、またはラストでトリックが明かされてだまされていたことに気づくところに面白みがありますが、ヒントから真相への間にある飛躍が大きければ大きいほどつまらなくなるように思います。

本作の二つ目の真相は、行動としては劇中で描かれていました。しかし、その行動が犯人を示すものだという決定打が描かれていなかったように思います。ラストで明らかになる犯人の動機も、ミステリとしてはありふれたものだったのが残念でした。

主演の二人見たさに見るのはよいと思いますが、推理物として楽しみたいなら若干消化不良になるかもしれません。

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