この道わが旅:日光霧降高原の旅


新潟の地震が気がかりですが、三連休どこにも行かないのもつまらない。曇りのち晴れというiチャネルの天気を信じて、おでかけすることにしました。今日の目的地は栃木県は日光、霧降高原(きりふりこうげん)。iチャネルのニュースでニッコウキスゲが満開、という記事を読んだからです。

東北道をひた走り、2時間かからないうちに霜降高原へ。ドライブには丁度いい距離です。駐車場に車を止めると脇にあったのは……

ニッコウキスゲ

なんとニッコウキスゲが。とても綺麗に咲いています。でも、顔を上げたくありません。なぜなら…。

一面霧…。

一面の霧…。霧降高原だけに。天候最悪でございます。本当にありがとうございました。……orz。

目的の花は見れたので、本来ならここでひきかえしてもよかったのですが、こんな天候にわざわざスキーリフトに乗って頂上まで行ってみたりしたほうがネタ的においしいのではあるまいか。うん、そうだ。きっとそうに違いない。そう、これは新しいレポートなのです。いいか、聞け!ラピュタの霧降高原の本当の姿を見せてやる!とムスカばりに叫んでレポートを続行します。

リフトで登ります

冬はスキーヤー、ボーダーを運ぶリフトで頂上までいくことができます。足元のニッコウキスゲを楽しみながら。……と一生懸命心地よさそうに書いても、所詮霧だらけなのですよ。おまけにこのリフト結構高いんですね。1回400円で、往復買わないと戻ってこれない。

ニッコウキスゲその2

一面のニッコウキスゲ!わ~い、ニュースで見た写真のところだ~。ここはよいのですが、ひどいのが頂上。何も見えません。青空が見えていればさぞすばらしい風景だったと思うのですが…。

さて、次はどうしよう。霧降高原は霧だらけ。高原の滝を回っても、よい光景は望めないな。中禅寺湖…ただの湖だな…。と来たら、あそこしかありません。華厳の滝。皆さん、よくご存知ですね。自殺の名所と言われ、心霊写真の本には必ずといっていいほど、エクトプラズム付きで写真が載っている有名な滝です。

ところが、華厳の滝に来てもダメです。濃霧がひどくて、まったく何も見えません。霧と近くの木だけで、四川省の水墨画の世界より酷いです。これはダメかな~、そう思いかけたとき、身体にとても嫌な感じがしてきました。すると…

華厳の滝

華厳の滝が姿を見せてくれました。肉眼ではもうちょっと見えるのですが、写真ではこれが限界。霧がひどすぎて、幽霊もまーったく写ってません。

(実は華厳の滝の心霊話には科学的なオチがあって、自殺の名所と言われたのは学生が近くの木に遺言を削って死んだからで、ずいぶん前の話。最近は柵もあって、滝で自殺する人がそもそもいません。エクトプラズムだの首だのが写真に写るのは滝壺にあるもう一つの展望台にいる人の頭が、上の展望台から見えるからだそうです。小学生の頃びくびくしながら読んだ心霊写真の謎があっさりと解けてしまいました。)

湯葉尽くし

景色はさっぱりだったので、せめておいしいものを食べて帰ろう、ということで日光名物らしい湯葉尽くしを頂いてきました。あ~、もっと天気のいいときにまた来たいな!


“この道わが旅:日光霧降高原の旅” への2件のフィードバック

  1. へえー。ニッコウキスゲってこうやって咲いてるんだ。
    おでさんのレポ読んだら行きたくなりましたよ…
    大阪から2時間なら絶対行くんだけどな。

  2. >Otsukareさん
    きれいですよね~。実は帰り道に、日光有料道路のセンターラインのところに普通に生えてるのを見つけて、ちょっとショックでしたorz そこらへんにあるやんかー。

    大阪から2時間のところにもきっと素敵なところがありますよ!

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