M:i:IIIことミッション・インポッシブル3を先々行ロードショーで見てきました。大好きなんですよ、このシリーズ。
ブライアン・デ・パルマが名作「スパイ大作戦」を、緻密なスパイ戦、そんなわけねーだろ!と突っ込みたくなるようなスパイ道具、あっと驚くどんでん返しとダブルスパイなどを盛り込んだ魅力的なスパイ映画に仕立て、ジョン・ウーが「トム様のオレかっこいいでしょ?大作戦」+「白い鳩でオレの映画」に貶めてしまいましたが、J・J・エイブラムスが見事に復活させましたよ!
本作は、第1作と第2作を足して二で割った感じ。ダブルスパイにスパイ道具、変装、緻密な複線もありつつ、トム様はきちんとかっこよく見せています。冒頭から緊迫感のあるシーンで始まり、グロテスクなシーンやトム様やられ過ぎな雰囲気も漂うのですが、バチカンから中国まで猛烈に速い場面展開がそれを忘れさせてくれました。ジェットコースタームービーでは「ダ・ヴィンチ・コード」以上です。どうやって変装しているのかが分かるシーンやシリーズのファンは思わずにんまりするシーンもあり、見て損はない内容になっています。途中何度も背骨を折ってそうな気がするのですが、それはインポッシブルミッションなのでいいのです。無理だろ!とか禁止。「それを言っちゃあおしまいだよbyドラえもん」なのです。
でもやっぱりわたしは一作目が一番好きなんですけどね。