テリー・ギリアム監督の最新作『ブラザーズ・グリム』を見てきました。
グリム童話の誕生の背後に、グリム兄弟が遭遇した恐怖と魔法のファンタジーがあったとしたら…という視点で描いたファンタジー巨編です。
そう、ファンタジーがあったらという仮定を物語にしたものなんですね。
このことを知らないで見に行ったものだから、怪しさプンプン。
グリム兄弟はあちこちで起きている、今で言う超常現象を解決して生計を立てているのですが、その様子はペテン氏そのもの。
自ら魔女や怪物を演じて、八百長で退治しお金を得ているのでした…。
このシニカルな視点が、監督のテリー=ギリアムの持ち味なんですって。
この映画を見ようと思ったのも監督がテリー=ギリアムだったから。
12モンキーズを見て、その世界に引き込まれてしまったんです。
難解なストーリーがよかった12モンキーズに比べると奇抜ではないのが残念ですが、
(悪い女王が若さを取り戻すため、娘たちをイケニエにするのもよくある話)
グリム童話として、現代に知られている童話の登場人物があちこちにパロディとして登場するのが面白いところ。
ヘンゼルとグレーテルとか。
おで的評価:ちょっと期待外れ´‐`;