募金について思うこと


ホワイトバンド最近、募金活動が難しいようです。

朝日新聞新宿西口、地下広場の募金はダメ 通行の妨げ理由
日本一の乗降客がある東京・JR新宿駅の西口地下広場で、2年前からさまざまな団体が、募金や署名活動が一切できない状態が続いている。マナーを守らない団体への苦情が相次ぎ、警察が許可を出すのをやめたためだ。「ニセ募金」への警戒も背景にある。

募金と称して集めたお金をせしめようとする募金詐欺が増えているため、きちんとした募金活動をしている団体への信用も落ちていて、募金額も減ってきているそうです。

有名・無名を基準に募金活動(というか正しくは道路使用許可です)を許可するわけにもいかないということで、警察としては一律禁止にしたそうですが…NGOと言えど、会社と同様にきちんと内情を公開する必要が出てきたのかも…と思いました。

というのも最近話題のホワイトバンド。

ほっとけない 世界のまずしさキャンペーンで売っている白い輪ゴムで、この輪ゴムをつけて貧しい思いをする人たちを無くしたいという意思を表明しようというものです。

とてもいいことだと思うので、普段は好き勝手している私も思わず、見かけたら買ってみようと思っていました。

ところが、困ったことにこのバンド、意思を表明するだけで、買ったところで貧しい人たちには何もお金が流れないそうです。

詳しくは、ホワイトバンドの問題点さんに譲りますが、ホワイトバンドの売り上げで得たお金はキャンペーン事務局の活動資金にはなるものの、その団体がほんとに貧しさを無くすための活動をしているのかは不明ってことが問題で、きちんとした会計報告なり内情報告なりをすればいいのにそれがない、と。

「自分たちは貧しい人たちのための活動をしているんだ。だからそのために集めたお金をどう使おうが勝手なんだ」とはならないですよね。

こういう団体が本当に募金詐欺なのかどうかは私には分からないことですが、貧しい人たちを救おうと思った人々の善意を踏みにじるようなことはして欲しくないです。

…と今日はちょっとまじめに考えてみました。


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