映画『君の名は。』

君の名は。

公開されてからなかなか劇場に行けず(またか)、行こうと思ったら妻とムスーコがインフル(仮)に罹患するわで、やっと行ってきました『君の名は。』(。までがタイトル)。SNS やネットからずっと情報や感想を遠ざけているのはなんと辛いことか!

ぼくの中での新海誠監督の作品は、愛しさと、切なさと、心…の距離間を描いて、最後の最後でものの見事に突き放されて別の意味で感動する、というもの。

『ほしのこえ』もそう。『雲のむこう、約束の場所』もそう。『秒速5センチメートル』も。『言の葉の庭』は少しは救われたけど。

はっきり言って見終わるとエネルギーを消費するし、スター・ウォーズのように見終わってすぐにまた見直すには突き放された衝撃が大き過ぎるんだ。最後の最後にハッピーエンドではありきたりだし、あえてこの展開を選択できるからこそ新海監督は稀有な存在なのかもしれないね。

でも、秒速のように、初恋の人、とまでは望まないけど、フィクションの中くらいヒーローとヒロインが結ばれてほしいと思うのはそんなに贅沢じゃないと思わない?2時間という大切な時間かけて映画見てるんだよ?最後に幸せな気持ちになってもいいよね?

そんなわけで『君の名は。』。劇場にはカップルだらけ!ほとんど若い人だったし、夕方以降は高校生カップルで満席だそうな。ティーンな彼らにウケたのは、等身大のジュブナイル物で、かつハッピーストーリーだったからに間違いない。これが『秒速』だったら、ティーンたちのガラスのハートは粉々だよ?

瀧と三葉が代々木の階段ですれ違うシーンがあるんだ。僕は怖くてたまらなかった。きっと二人は言葉を交わすことなく、そのまま歩き去ってしまう。二人の道は離れていってしまう。ぼくの知ってる新海監督なら。

ところが、今度の二人は言葉を交わし、そこから二人一緒の道を歩んでいきそう。

本作は製作委員会方式を取ってるんだけど、ということはシナリオに関して配給会社が意見できるってこと。にも関わらず、新海監督曰く(配給会社の)東宝からシナリオやセリフの変更を要求されたことはなかったみたい。

だとすると変わったのは新海監督のほう、ということになる。

CM 等で流れている特報動画からは想像もつかなかったけれど、本作も震災後文学のひとつ、なんだと思う。なぜなら、舞台は東北ではないけれど、宮水神社の御神体が置かれていた場所はおそらく噴火も記憶に新しい御嶽山だから。

震災を経験した、今の日本に生きるぼくたちにふさわしいラストはあの形だ、と新海監督は判断したんじゃないかな。ぼくはそう思う。

※全然疲れもせずに、清々しい気持ちで劇場を後にしました!

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