ドラゴンクエスト30週年記念で発売された『ドラゴンクエストイラストレーションズ』『しんでしまうとは なにごとだ!』『KOUICHI SUGIYAMA works』が手元に揃いました。
ドラゴンクエストイラストレーションズ
初版入荷が少ないところで予約注文してしまい、やっと手に入れることができました。鳥山明先生のドラゴンクエストの画集です。書店ではほぼ目にしませんし、集英社さんちょっと絞りすぎだったんじゃないでしょうか。
記念だし、と思って懐かしむつもりで買ったのですが、見慣れたイラストに混じってVジャンプ等に一度しか載っていないイラストや、本邦初公開(?)のボツモンスターもふんだんに収録されていて、新鮮な気持ちで楽しめました。
真のドラクエファンなら絶対に本書に目を通したほうがいいですね。
KOICHI SUGIYAMA works 勇者すぎやんLV85
最後は、ドラクエの作曲担当、勇者すぎやんことすぎやまこういちさんの歴史を振り返る本。
ドラゴンクエストを手掛ける切っ掛けなどファンにはよく知られている(と思う)エピソードはもちろん、展示会でしか見られる機会のない『序曲』をはじめとした直筆の楽譜の写真もたっぷり。
楽曲解説はライナーノーツでも見ることができるけれど、ドラクエバレエの楽曲を解説しているのはこれがはじめてじゃないかな?おもわず、バレエ楽曲が収録されている『ドラゴンクエスト伝説』を iTunes でかけちゃいましたよ。
そしてすぎやんの名言もたっぷり収録。
自然体が一番です。ただし困難から逃げ出すのはよくない。
ゲームも人生も、逃げたら経験値は一つも上がりません。
やっぱり、すぎやんはいいこと言うぜ、と思ったドラクエファンなら絶対に本書に目を通したほうがいいですね。
ドラゴンクエスト名言集 しんでしまうとは なにごとだ!
こちらは、比類なき堀井節を味い、昔を懐かしむ、ドラゴンクエスト好きのための本。先に紹介した2冊よりは作品寄りですが、それでも堀井さんの本、という位置づけなのでしょう。
堀井さんの原文を取り上げて、それに対する解説、作品ごとのバリエーション、堀井雄二のそこでヒトコト!(開発時のこぼれ話)という構成。
「ゆうべは おたのしみでしたね。」「そして でんせつが はじまった!」「なんと この私が 好きと申すか!?」などなど、味わい深い科白が網羅されています。
“原著 堀井雄二” となっているのは、つまりゲームにおける科白を書いていたのが堀井さんだから、ということだと思うのですが、本書には DQX からもたった一つ、ズーボーの科白が紹介されています。
DQX のシナリオは藤澤仁さんが書いていらしたと思うのですが、奥付にも藤澤さんのお名前は見当たりません。
ということはズーボーの科白は堀井さんが書かれたものなのでしょうか。気になって夜も眠れなくなりそうなドラクエファンなら絶対に本書に目を通したほうがいいですね。