艦これで一躍有名になった DMM.com の POWERCHORD STUDIO から気になるスマートフォン向けゲームがリリースされました。おっさん世代にはむしろジェラール岡宮として知られた岡宮道生さんがつぶやいていた『勇者ヤマダくん』です。
このタイトル画像を見れば、どうみても宇宙で戦争する超有名シリーズの第一作目のポスターそっくりです…やわらかでカワイイドット絵にワクワクするよね?ということでさっそくダウンロードしてプレイしてみました。
このゲームは、大手ゲーム製作会社に勤務しながら会社をサボって自宅で自主制作ゲームの開発に勤しむサラリーマンが「勇者ヤマダ」となって妄想の世界を冒険します。
ステージ制のダンジョンに挑み、このように一筆書きで勇者ヤマダを START から GOAL の扉へと導いてあげるだけ。ヤマダが通ったところ軌跡にあわせてアイテムをゲットでき、モンスターがいればターン制のバトルに。
不思議のダンジョンのようなローグライク RPG をよりシンプルにしたような様相となっていて、このようにモンスターハウスモンスターばかりの DANGER ZONE もあります。
ヤマダが無事 GOAL の扉へとたどり着けばステージクリアなのですが、ステージにあるすべての床を通った上で GOAL に到着することで 「かんぺきなヒトフデ書きでクリア」したことになりボーナスを得ることができます。
中にはなっかなか「かんぺきなヒトフデ」を思いつかないステージもあり、PERFECT BONUS が出るととても気持ちいい!
ステージをクリアすると、本作のヒロイン「マリア姫」が出迎えてくれてホッペにチュ…正直パンツ一丁でキスされるおっさんもどうかと思いますが。
今度はマリア姫の唇を奪いまくるおっさん。
実は夢オチ…というお決まりの展開。
ステージクリアによって獲得できる EXP (経験値)が規定値に達すると、「かいはつレベル」が LEVEL UP となります。どう聞いても、もうドラゴンと全然関係なくてもドラゴンを探しに行くことを掲げる超有名シリーズの効果音です。
ステージが終わると、夜間にもかかわらず誰かがヤマダを訪ねてくるのが、これまたお決まりのパターン。
訪ねてきたのは、本作のヒロインでヤマダの隣室に一人暮らしをしている女子高生の「マリアちゃん」。
正直夜間に独身男性のところに独りで訪ねてくるのもどうかと思いますが、アホな子なので大丈夫
…かと思いきや、ホンマにあかんやつやないか!
訪問者の発言にヤマダくんが謎のキーワードで応酬する、ここまでが一連のゲームの流れとなります。
現時点では本作にはいわゆるガチャはありません。ステージで手に入れたアイテムで武器・防具を強化/進化させていくのみであり、道具・武器・防具すべてステージに挑戦することでランダムで入手可能です。
装備がレベルアップしても、どこかで見たような異星人が飛び出てきます。
ちなみにマップも、とてもとても見たことがあるような草原に海に木に。とても…イイと思います!
では、課金要素はと言うと、スタミナの回復やステージ失敗の際のコンティニューなどに使うおにぎりの購入に課金が必要になります。
おにぎりには専用のイベント「盗賊の佐藤」も用意されていて
仮想通貨そのものであるおにぎりを消費すると、その代わりに武器・防具を一気に強化できる素材が手に入る、という仕組みです。
ゲームを進めれば進めるほど装備の強化に必要な素材の量は多くなってくるので、おにぎりを使うかどうか、とてもとても悩ましいです。
おにぎりを購入するためには、これまたどこかで聞いたような Mamazon.mom で。矢印のマークが唇になってたりとなかなか芸が細かいですね。
倉庫拡張はよくある課金要素ですが、仮想通貨の消費ではなくまさしく購入するのは珍しいのでは?
そしてさらに恐ろしいのがこちら。購入するとスタミナ回復の待ち時間が無くなる、という恐ろしい商品。
購入してしまうと、自分自身がサボリーマンの勇者ヤマダになりかねないので、ぼくは購入していません。恐ろしい、恐ろしい…!
本作には他にも Twitter を使ってダンジョンをシェアできるダンジョン呪文、という要素もあります。
どう考えても復活の呪文です。本当にありがとうございました。
アプリの中でも他の人がシェアしたダンジョン呪文を検索できるようなのですが、ぼくの iPhone ではなぜかエラーに。速く改善されるといいな。
というわけで、ドット絵世代にはオススメの勇者ヤマダくんなのだ。あっ!