レビュー『基礎からの WordPress』


基礎からの WordPress

Web デザインレシピの高橋のりさんから『基礎からの WordPress』を献本いただいたので、御礼に代えてレビューさせていただきたいと思います。

発売から随分経ってしまったのは、じっくり読ませていただいたからです:)

 

本書のターゲット

本書のターゲットについては、はじめに、という形で一番最初に書いてあるのですが、どの程度の学習段階であるのか、もう少し紐解いてみます。

ぼくが読んでみた所感としては、本書のターゲットは、WordPress を基礎から学びたい人であることはもちろん、HTML や CSS、JavaScript がどんなものであるか、またウェブサイトは HTML を作成し、FTP を使ってサーバーにアップロードするものだ、といったことはなんとなく分かっているけれど、PHP とは一体?という段階の人もカバーして、サイト構築およびテーマ作成できるようになる、というところのようです。

WEB デザインレシピの読者なら読みやすい優しい配慮

改めて言うまでもなく、本書は WordPress に関する技術書なわけですが、とても読みやすいと感じました。それはなぜだろう、と考えながら読み進めていくとあることに気づきました。

「なのでまずは」という文章。この文章から見るに、この書籍は比較的のりさんの文章を活かしてくれているみたいですね。

この利己的接続詞を dis ってるわけではなくて(笑)、編集者の中には書き直しに近いくらいに文章を校正してくださる方もいて、下手くそな文章を直してくれるという人もいれば、これはオレの文章じゃねぇ…と泣いてる友人もいますから…。あ、友人の話ですよ。

それはともかく、つまり普段の Web デザインレシピの語り口調に近く、読み易くかつ親しみやすいのではないでしょうか。ここ、大事。すっと入ってくるかどうかは技術書にとっては重要だと思います。

押さえておきたいポイントがきちんと

コアファイルは編集してはいけない、パスワードは本来強固なものを設定すべき、salt などのキーは何のためにあるのか、などなど、WordPress を使いこなしている人たちなら当たり前だけど(そしてたまに忘れたりもする)、なかなか浸透しないこうしたことを、基礎を求めている人たちにきちんと説明していてすばらしいと思います。

そして、この本は基本的にこうした事柄をひとつひとつ丁寧に解説していきます。書いてて面白い部分では全然ないので、著者ののりさんはさぞ大変だっただろうと思いますが、ここまで丁寧に書いてあるものはぼくは見たことがありません。分からなくなったらこの本に立ち戻って読めばいいわけで、心強い味方になるのではないでしょうか。

家宝にします!

献本いただきました!

献本いただけると聞いた時、勢いで「サインください!」ってお願いしたらメッセージを入れてくださいました。わ〜い、家宝にします!(通勤しながら毎日家宝を持ち歩いてごめんなさい(/_;))

基礎からのWordPress (BASIC LESSON For Web Engineers)

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“レビュー『基礎からの WordPress』” への2件のフィードバック

  1. おでさん、こんにちは!

    本、読んでいだいたてありがとうございます!

    また、レビュー記事まで書いていただいて、ありがとうございました XD

    メッセージのところの画像や家宝っていうのは恥ずかしいですが … w

    これからもよろしくお願いします。

    PS

    「プロが選ぶ WordPress 優良プラグイン事典」、ありがとうございました。

    知らないプラグインもたくさんあって、とても参考になりました!

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