12月 に Wii U を買っていたのに、今更ながらに感想を書いてみる記事です。おはいお、おはいお。
グラフィックが フル HD になって、絵も文字もとても綺麗。
Wii を高精細ディスプレイでプレイするときの低解像度へのイライラから解放された反面、あちこちに不親切だなぁと思うことも。そのあたりを中心に今更ながらにレビューしてみます。
任天堂らしからぬモッサリメニュー
まず、動作速度。メニューもゲームも読み込み遅すぎ。ストレス感じるレベル。
ゲーム機の電源入れた時ってのはさ、すぐ遊びたいじゃないですか。タイトルロゴの前にメーカーやミドルウェアのロゴがゆっくりと表示されてくるのに、イラッっとする人も多いと思うんですけど、まさにあんな感じ。
昔のDVD/BDレコーダーみたいと言えばいいのかな。電源つけてもすぐには操作でいない。メニューももっさり。特に電源起動後の時間は任天堂ハードが一番気にしていたと思うのですが、3DS、Wii U と少しずつ甘くなってる気がします。
これが電源起動時だけではなくて、設定を変えたり、ゲームを選んだりするたびに待たされるわけですから、結構ストレスになります。
はよ、動いてよ、と言いたい。どうしてこうなった/(^o^)\
ワイヤレスはいいことばかりじゃないんだってやっと気づいたよ
次に周辺機器が分かりにくかった…。
Wii からコントローラーがワイヤレスとなり、ペアリングが必要になったときにハードルが上がったな、と思ったのだけど、今回はさらに困惑(事前にファミ通などで情報を入れていればこうは思わなかったのだろうけど)。
Wii U に同梱されているのは上の写真の通り、Wii U GamePad と呼ばれるミニディスプレイつきのコントローラーのみ。たとえば、スーパーマリオブラザーズ U を2人で遊ぼうと思うと、Wii リモコン(Wii U の周辺機器ではなくて、前世代ハードの Wii の周辺機器)が必要で、Wii U とペアリングしてあげる必要があります。
ペアリングの登録は1台ずつのようで(浮気・重婚禁止)、Wii U に登録してしまったリモコンは、Wii を起動しても Wii とペアリングしなおしてあげないと、Wii の操作には使えません。Wii でペアリングしちゃうと、今度は Wii U でペアリングしなおすわけで(ry
Wii U では Wii のゲームも遊ぶことができるので、要するに、今まで頑張ってくれたロートル Wii は、相棒のリモコンも奪われ、ただの白い箱になったのでした(合掌)。
実は Wii U GamePad のペアリングにもハマりましてん…。上の写真の赤いボタン(SYNC と書かれている)を押してペアリングするのですが、写真で伝わるかわかりませんが、これ少しだけ凹んでいまして、指で押せないんですね。
画面からはペアリングしろー、はやくしろー、待ってるんだぞーと急かされ、ボールペンで押したらインクついちゃうしと大慌て。
Wii U GamePad にはタッチペンもついているので、これで押してあげればよかったのでした。ううーん、この辺画面で教えてくれればいいのに…。
Wii U で Wii のゲームを遊ぶにはさらに複雑
Wii U では Wii のゲームを遊べると述べました。Wii U はアプリケーションの一つとして Wii モード を持っていて(たぶん内部的に Wii をエミュレートしているのだと思うのですが)、Wii のゲームディスクを挿入すれば Wii のゲームを遊ぶことができるんです。
ただし、Wii Uで Wii のゲームを遊ぶには
- Wii U に Wii の付属品である Wii センサーバーをつなぐ必要がある
- Wiiリモコンが必要
- Wiiリモコンを Wii U に新たに登録が必要
という上記3つのハードルががが…
しかも、先ほど Wii U と Wii リモコンをペアリングしたと思うのですが、その時には Wii センサーバーは不要でしたよね。Wii U と Wii リモコンが直接ペアリングできたのですが、Wii モードになっている Wii U は Wii センサーバーがないと Wii リモコンと通信できないようです。やはり Wii をエミュレートしてるっぽいですね。
これを画面のみで理解することができなくて(ぼくも錆びついたもんです)、説明書を読まないと分かりませんでした。今までの任天堂なら画面のみで自然とわかったように思うんですけどね…。
Wi-Fi 対応もちょっぴり残念
これもレビューできていないんですが、我が家では昨年末に 802.11ac 対応の無線 LAN ルーター WZR-D1100H を導入しました。マンション内で大量に2.4Ghz 帯の SSID が飛びかって混信していたので、5Ghz 帯を使いたかったんですよね。
ところが、Wii U、最新のハードウェアなのに、5Ghz に未対応…。Buffalo のサイトに書いてある Wii U 動作確認済ってのは、2.4Ghz 帯のことみたいですね。
Wii U も通常使うインターネット接続先を指定しないとダメ
Nintendo 3DS はインターネット接続の設定に3つの Wi-Fi アクセスポイントを設定しておけば、その3つのうち接続できるアクセスポイントに自動的に接続をしてくれるんだけど、Wii は3つ設定できてもそのうち一つを「通常使うインターネット接続」に指定しなくてはいけなくて、たとえば自宅の Wii を実家に持ち帰ったら、この「通常使うインターネット接続の接続」を変更しなければいけなかったんですよね。
Wii U でもこれは同じでした。正直ゲームを始めてからインターネットにつながってないのに気づくと、一番最初のメニューに戻って設定をやり直さなければいけないので、すごく手間がかかるんですよね。
でもこれは、3DS のように普通のノートパソコンのようにしてほしかったなぁ。そりゃ Wii U 持ち歩く人種は少ないかもしれないけどさぁ。
ボタンの長押しでは電源が切れなくなることも…
最後に、これはおそらく修正されていないバグなのだろうと思いますが、ゲームが進行できなくなった場合など(フリーズではないが、応答がない場合)に、Wii U GamePad の電源ボタンを長押ししても電源をオフにできない状況を何度か確認しています。
こうなってしまうともう、AC アダプターをコンセントから抜くしかありません。本当は一番やりたくない手ですけどね。
購入時点ですでに本体のファームウェアアップデートが必要だと案内されるくらいなので、今後もアップデートがあると思いますが、なんだかちょっと任天堂らしくない今回の Wii U。上述の分かりづらさも含めて早く修正してもらえたらなぁと思います。