WordPress で出会う <3 ユーザーライフを豊かにするたったひとつの方法


ジブリ美術館のクリスマスツリー 2

みなさん、クリスマスプレゼントはもう開けてみましたか? 実家には煙突もなく、靴下に入り切らないものばかり欲しがっていたのに、小学5年生までサンタさんを信じていたおでっせいです。こんにちは。

 今日は、12月25日。1日からはじまった WordPress Advent Calendar 2011 の最終日になります。何を書こうかとてもとても悩み、Evernote (ネタ帳)に書きためていたら、@rie05 さんや @Webourgeon_com さん、 @mypacecreator さんに先を越されてしまいまして(ぼくが書くよりもずっとステキな内容だったから、ま、いいけどね。・゚・(ノ∀`)・゚・。)、イヴ前日担当の星野さん( @khoshino )と談合して、最後はカスタマイズ TIPS ではなく、WordPress ユーザーライフを豊かにする内容で〆ようということになりました。

WordPress 6年生同窓会

先日の WordCamp Tokyo で Nao さん( @naokomc )が WordPress は出会い系と言ったとか言わないとか(どっちや)。ぼくをはじめとする WordPress 6年生の間では、日本最初の WordPress 本のタイトルになぞらえて、「WordPress でつくる!最強の出会い系サイト」というネタをよく使っていたりするのですが、出会い系サイト的なものがどんどんシュリンクしていくのに対して、WordPress のコミュニティはどんどん広がっていってるように思います。それはつまり、きちんと出会えているからでしょう。

WordBench をはじめとする勉強会や集まりでは懇親会が付き物ですし、WordCamp Tokyo では懇親会が本番だと数多くの酔っぱらいが言うくらい、学びの時間だけでなく出会いや交流の時間も重要だということなのですが、でも懇親会とか交流会苦手なんだ、という声もよく耳にします。本を書いていらっしゃるような著名な方ですら講演した後の懇親会でボッチになることがあるそうです。もしかして悩んでいる人は多いのかも?

このエントリは人見知りのくせに、WordPress コミュニティで伴侶を見つけ、子供まで授かった僕が、「懇親会どうしたらいいのよ、営業でも人好きでもないのよ」ってなあなたにお送りする WordPress 懇親会攻略ライフハックです。

怪物を友人へと変えよう

WordBeach 懇親会

人好きな人に言わせると懇親会のような場はまったく怖くないそうですが、むしろ苦手というあなた、なんとなく怖かったり不安だったりしませんか?

懇親会だけではありません。思い返してみると、学校に入学したとき、クラス替えがあったとき、就職したとき、部署を異動したとき、その時々のなんとなく怖い、なんとなく不安だ、という気持ちは懇親会のときの気持ちに通じるものがあったりしませんか?

これはつまり見ず知らずの他人が怖いということに他なりません。でも重要なのは、怖いのはあなただけじゃないってことです。(あまり難しいことを書くつもりはありませんが)心理学では他人が怪物に見えるとき、他人からもあなたのことが怪物に見えている、のだそうです。

では、怪物を友人に変えるにはどうすればよいのか。それは相手のことを知ることです。では、相手のことを手っ取り早く知るには?それは共通項を見つけること。一度共通の話題で話をしておくと、人間関係の障壁が(お互いに)ぐっと下がる、と言われています。幽霊の正体見たり枯れ尾花、ではありませんが、怪物と話してしまえば、共通点のある同じ人間だった、というわけです。

共通項はきっとある。同じユーザーだもの。 おでこ

WordPress に関する懇親会・交流会に参加しているのですから、少なくとも同じ WordPress ユーザー(のはず)。まずは、「なぜこの会に参加されたんですか?」とか「WordPress はどのように使われているんですか?」といった質問でジャブを打ってみます。

お客さんに納品してて…とか、会社のウェブサイトを WordPress で更新してて…とか、趣味のホームページを…などと返事が返ってくればシメたもの。そこから「わー、URL 教えてください!」とつながえていけば、かなり相手を知ることができるはず。

相手を観察せよ!

しっかし、困ったことに中にはたまたま告知を Twitter で見つけただけで…とか、WordPress はまだ使ったことがなくて…とか、ペットのジョゼフィーヌが行けというから…といった人もいたりします。いやいや、これは困る。WordPress の話ならとりあえずできたのに…。

だからといって「そうですか」と話を終わらせるのも気まずいもの。戦略を立てなおして、次の作戦発動。そう、人間観察です。 人間観察といっても、外見からその人の人となりを探るような高度なスキルは必要ありません。

あ、この人のケータイのストラップ、『アイルー』だなー、『モンハン』好きなのかなー、くらいで十分。相手の持ち物、服装、外見、すべてを駆使して自分との共通項を探します。意外と見つかるものだし、もらった名刺に書かれたことについて質問するよりずっと距離を深めることができます。

アイルーの話しておいたくせに、ストラップはプーギーなんですけどね…

最後は人に頼る!

懇親会に友人や知り合いが参加しているなら、群れる…という手もあります。友人同志の女の子たちが固まっていることがよくありますが、一人だったら恥ずかしい。でも3人いれば、恥ずかしさも分け合える、というわけです。

でももっと良いのは、その友人を通じて誰か別の人を紹介してもらうこと。文字通り『友達の輪』を広げる。WordPress フォーラムで助けてもらったり、Twitter では話したことがあるけど、まだリアルでは対面したことがない人、きっといると思います。そういう人に出会えるのも、WordPress の交流の機会です。ぼくもよく友人に、「@○○さんってどなた?」と紹介してもらっています。

3人の新しい友人を作れ!

Matt's writing his signage

WordPress の創始者 Matt くんが WordCamp Tokyo 2009 で日本を訪れた際に、懇親会では(知り合いとばかり話をしていないで)新しい人3人と知り合いになるとよい、と言っていました。10人だとちょっと苦しいけど、3人ならがんばれるかも…という程よい難易度設定ですね(笑) WordCamp 以後、WordPress コミュニティの懇親会ではこの『3人ルール』が伝統(恒例?)になっています。

先にも述べたように WordPress のコミュニティはとてもとても大きくなりました。その中にはほんとうに様々な人がいて、同じ会社に勤めていた人と隣同士の席になったり、茨城まで写真を撮りに行く社外の友人が出来たり、福岡までモンハンしに行ったり、兼業農家の方からお米を分けて戴いたり、仕事でもないのに人様の会社に遊びに行ったり、大学の隣のクラスにいた(はずの)人と知り合ったり、伴侶となる人と出会ったりできるかも。ぼくのように。

WordPress のような機能をもつ CMS、WordPress よりも便利な CMS は今もあるかもしれないし、今後きっと出てくることでしょう。でも、他の CMS が一朝一夕に実装できない(真似できない)のは、このすばらしいコミュニティに他なりません。このコミュニティでの出会いを通して得られるものは WordPress の知識やテクニックだけではない、もっともっとかけがえなのないものだと思っています。ぜひ、”WordPress で出会い”ましょう。

これをもって WordPress Advent Calendar 最終日のエントリと代えさせて頂きます。週末はお近くの WordBench で!


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