タイムラインでドラクエ展が素敵すぎて死ねる、と話題になっていたので、行ってきました。タイトルは釣りですが、概ね真実です。いかなる公開処刑が行われたのか、とくとお楽しみください。
チケットの入手方法
まずはチケットを手に入れなくてはいけません。ローソンにあるロッピーで購入すると、会場で限定メモリアルチケットがもらえるということだったので、会社の近くのロッピーで購入することにしました。
前売り券はすでに販売終了となっていて、いま購入できるのは当日券になります。ただ、当日券といっても曜日が指定されているわけではないので、好きな日にいけば良いようです。ただし、展示は12月4日までですので、それまでに行きましょう。
会場にたどりつくまでがダンジョン
実はこのクエストで一番難しいのはここなのではないかと思います。会場は六本木ヒルズの52階、森アーツギャラリー。よく展示会や美術展をやっているところなのですが、入り口も複数あったり、特定の階からしか上に行けなかったりと、とてもよくできたダンジョンとなっています。
日比谷線六本木駅で降りて、1C出口から外へ。長いエスカレーターをのぼって、そのまままっすぐ。渡り廊下が見えてきたら、丸い階段をのぼるのが正解です。
ぼくが帰る頃にもドラクエ展の話をしながら違う入り口に入っていくカップルがいました。かわいそうに…←止めろよ
さて、アーツギャラリーの入り口に行くと、スライムタワーがお出迎えしてくれます。
6ピタで会社を飛び出したので、18時半にはここにたどりつきました。そのおかげが、この入口でも、ドラクエ展の中も空いていて、待たされることはありませんでした。
ロッピーでチケットを交換した人はここでチケットを引き換える必要があります。限定チケットがもらえるのもここです。
ここからエレベータで52階にあがると、ドラクエ展の真の入り口が見えてきます。
メモリアルデー?!リッカとルイーダに会えた!
実は狙ったわけでも知っていたわけでもないのですが、たまたま今日はドラクエ9にも登場したリッカとルイーダ(…のコスプレをした女の子たち)が入り口でお出迎えをしてくれる日だったようです。
リッカからいただいたのがこちら。
ロトの紋章(というかロトのしるし?)クッキー。このクッキーは展示の最後にある道具屋でも箱で売っています。
リッカとルイーダの写真を撮って良いかわからなかったので、写真は撮らずに進んでしまったのですが、お顔が気になる方はフジテレビのブログを参照。えらく若いルイーダさんだよね(人選が適当すぎるってみんな思ってるハズ)
冒険の書をたよりに5つの謎を解け!
最初にドラクエでもおなじみの4つの職業:戦士、武闘家、僧侶、魔法使いから一つを選んで、冒険の書を受け取ります。謎解きや、竜王と戦う際の武器が変わってくるんだそうです。
決して女戦士に魅せられたわけではないのですが、戦士の冒険の書をチョイスしました。
はじめにあるのはドラクエ9までの各作品の紹介になります。ゲームの名場面がパネルになっているのは圧巻でした。なにしろドットがよく見えるんです←ドット絵好き(‘∇’)。
なかなか目にすることのできないものとしては、鳥山明による各作品の原画でしょうか。原画のレプリカ、とかセコイこと言わずに、本当の本当、実際にパッケージや宣材などに使われたであろう原画が展示されています(筆の線や、ホワイトで修正したところとか、紙そのものの汚れとか、全部ちゃんとわかります)。
鳥山先生の原画はドラクエ7からデジタル作画になったみたいですね。7からは筆の跡がなく、綺麗なグラデーションになっていました。モンスターデザイン担当ではなく、キャラクターデザインになったのもこの頃(確かドラクエ6)からですもんね。
誰と来るか、何人で来るか…それが問題だ
みな思い思いの感想を述べながら、見ていましたが、やはりここは一人か二人の少人数で来るか、せめてドラクエに対する思い入れが同じくらいの人たちで来るべき、と事前にアドバイスされていた通りになっていました。
「ドラクエ5ってロトだよね?」「……(イラッ)(#゚Д゚)」などと一瞬即発している女性グループや、「おれドラクエ7からやってないから次いこうぜー」「えー」みたいなことになっているグループなどなど…一緒にいたら結構イライラさせられそうでした。
「ドラクエ5は3回やったんだ」などと横でしゃべってる人がいましたが、すいません、ぼく30回以上クリアしました。ええい、イライラするわ!このニワカファンどもめ!U>ω<)ノ
一眼レフは要らないかもだけど…
ドラクエ展の中では基本的に撮影は禁止なのですが、ところどころにモンスターが配置されていて、そこでは「撮影可能」の札が立っています。
ドラキー(なぜスライムがないのに、まずドラキーなのか…?)
おおきづち
スライムナイト。ちょっとスライムの目が変…。
さまよう鎧…のようですが、色からするとこれは地獄の鎧では…。
ゴーレムと…
メタルスライム。メタルスライムの位置は日替わりで違う模様。
基本的にこの6体以外はすべて撮影禁止です。
公開処刑、はじまるよ☆
続いて竜王の城です。
進行役の お兄さんが、魔法使いの黄緑色のローブを来ています。魔法使い:男、というと老人と相場か決まっていますが、かなり若いです。間違いなく僕より下です。
声もかんだかく、ほんとうによくしゃべります。「こんなところに宝箱がありますね~パカッ」ミミックど~ん!「いや~びっくりしましたね。皆さん誰もぼくのことを心配してくれないんですね。ケラケラケラ」ととにかく明るい。ぼくは心の中で彼のことをまほうつかい「さかなクン」と名付けました。
さかなクンさんは、 竜王の城に集まった冒険者から、4つの職業を募ります。そう、入り口で選んだ戦士、武闘家、僧侶、魔法使い、の4つです。だいたい30人くらいを一緒に城に入れてイベントを行うのですが、前に選ばれるのは4人だけです。つまり生贄であります。
さかなクンさんが「戦士の人!」と掛け声をあげるので、冒険の書を天高く突き上げます。
「では、先頭のメガネの方~!」選ばれてしまいました。
「戦士の方には、この光の剣をお渡しします」と、剣を貸してもらいました。おお、公式ガイドブックの光の剣とちょっと違う…むしろこれはゾンビキラー…(←こだわる)。おまけにゴム製で、突き出したり、刀身を叩くとびよよよよ~ん、とします。ぼくはこのなまくらに「エクスカリパー」と名付けました。
武闘家にはドラゴンクロー、僧侶には天罰の杖、魔法使いにはいかづちの杖が配られました。
そしてさかなクン(←そろそろ辞めた)が「勇者の冒険の書をお持ちの方はいますか?」と問いかけました。ちょw勇者って何?wズルいwww
「はい」と三人の親子が手を上げました。勇者、三人もいるし!!!
「じゃあ、お兄ちゃんのほういってみましょう」とさかなくん。おのれ、小僧め、ぼくがデスピサロだったら、若いうちに勇者の芽を摘み取ってやるのに←大人げない
さかなクンが小僧に渡したのは、王者の剣。きっとあれもなまくらに違いありません。ぼくは心の中でトロの剣と名付けました。
攻撃するときはさかなくんの掛け声にあわせて、とぉ!と叫んだり、呪文を唱えます。「はい、戦士さん、光の剣を!」と叫ぶさかなクン。「とぉ!」と剣を突き出すぼく。ビヨヨヨ~ン、とよじれる光の剣。プークスクスとどこからともなく苦笑。ひどい公開処刑ですね、これは…(笑)
さかなクンが僧侶の女の子にベホマラーを唱えてください、と言うと、僧侶ちゃんすごく恥ずかしそうにベホマラー~と叫んでました。やばい、萌えます。やはり僧侶も白魔導士も女子に限ります。
さぁそろそろガンガンいこうぜ、ということで敵が現れました。いきなりですが、竜王です。 人間のほうの。戦士、武闘家、僧侶、魔法使いが一通り攻撃します。「戦士さん!」「とぉ!」「びよよよーん」「プークスクス」っていう一連のアレです。
努力の甲斐もあって竜王を倒せましたが、すると…(ここから先は会場でお楽しみください)。
ファン垂涎の開発資料の山
竜王エリアを抜けるとモンスターの原画と開発資料が展示されていました。モンスターの原画はドラクエ1~5まで。6以降がないのは、モンスターデザインが鳥山先生じゃないからですね。
開発資料も1~5が中心。7は大量のバインダーが山積みされていましたが、中は確認できず。ドラクエ1や3の開発資料は、マスターズクラブなどに掲載されたものを見たことがありましたが、2、4、5ははじめてで感動しました。本当に開発初期の資料もあって、アレフガルドではなく、アレフランドだったり、ホイミをホーミにしようとしていた形跡があったり、これは一見の価値ありです。
そのあとは全作品をプレイできる試遊台が置いてありました。みんな適当にプレイしてるのか、主人公が死んでヤンガス一人にされた道中でほうちされててどうしろと?!
ドラクエXのムービーが大型スクリーンで流れていましたが、こちらは公式サイトで視聴できるものと同じでした。
最後に5つの謎を解いた冒険の書を台に重ねると、言葉が浮かび上がるようになっていて、門番(スタッフさん)に言葉を伝えて正解すると勇者の証がもらえました。
展示の最後にグッズコーナーがあって、公式グッズやゲームソフトを購入することができます。スライムの人形を買おうかな、と思ったのですが、散々みんなに触られたのも買うのもどうかと思いとどまり、ゴールデンスライムの文鎮を買って来ました。
なかなか隠れて撮るのが難しい…。あとは、ここじゃなくても買えるけど、まだ買っていなかった『すぎやまこういちワンダーランド』。
これもなかなか読み応えがありそうです。
で、ルイーダの酒場出張所はこんな感じ。
料理もお酒もヒルズ価格の上に、20時頃には長蛇の列ができてしまっていたので、退散することにしました。誰か今度いこうぜ~。
強くてニューゲーム!二週目に挑め!
さてさて、これでおしまいではありません。
実は職業選択のところで「勇者の証」を見せると、最初に選ぶ職業にはなかった『勇者』の冒険の書を選ぶことができます。というわけで、ドラクエ展二週目突入!
勇者の冒険の書には5つの謎はすでになく、一気に竜王の城までいけちゃいます。まさに強くてニューゲーム。
竜王の城ではなんと、今度は勇者で、またも公開処刑に選ばれてしまいました。さかなクンにも、「あ、また会いましたね」とか言われてしまいました。いや、選んだのあんただから…。
もうやけくそになって「ミナデイン!!!!!!ヽ(`Д´)ノ」って叫んだら、終わった後に後ろにいたかわいらしい女の子に「おつかれさまでした(苦笑)」って言われました。さっきプークスクスって笑ってたから、その罪滅ぼしだよね。分かってるんだから。
今は勇者だけど、普段はブロガー。ブロガーはネタになることが大好き。笑われてなんぼ。つまりドM。というわけで、こうしておいしくネタにさせていただきました。
※これ、本当は2回目の来場を促しているのだと思いますが、1回目を見終えてから、入り口横の自販機で300円を出してチケットを買えば、即日2回目に挑戦できます。
[blackbirdpie url=”https://twitter.com/#!/sawonya/status/137462424910569474″]
Thanks!! やまもとさをんさん