WordPress 3.2 日本語版をリリースしました

WordPress 3.2 ガーシュウィン

本日0時、WordPress 3.2 日本語版を無事リリースすることができました。日本語版には、これまでも日本語版作成チーム、公式サイト運営チームとして関わってきていましたが、このバージョン3.2は、ぼくがはじめてリリースリーダーを務めたものでもあり、より思い入れの深いものとなりました。

WordPress 日本語版は、GlotPress で翻訳を進め、ベータ版や RC 版、正式版が出るたびにリリースリーダーがパッケージングを行い、日本語版作成チームメンバーでチェック、問題がなければリリースリーダーがリリースとアナウンスを行う、という流れで進められています。

Mako さんがリリースリーダーをやってはどうかと声をかけてくれたのが4月29日(あれ、随分前の気がするのに意外と最近ですね)。そこからリリースまでに交わされたメールが154通。何分はじめてのなので苦労の連続でした。

自分がやってみるまでは作業の全ては把握していませんでしたし、コミット権ももらっていながらこのメニューはなんぞや?と思っている始末。でももう大丈夫。リリース作業まとめてもらったもんね。リリース作業についてはこちら

.pot ファイルを作成するのに Ubuntu 環境を用意

翻訳については基本的に GlotPress で行えるのですが、GlotPress 上には文字列の原文が存在しないのに、WordPress のコアファイル上に文字列が存在するということも開発中にはあったりするので、より翻訳版としての厳密性を求めるとコアファイルから .pot ファイルを作る作業が必要になります。.pot ファイルとは翻訳技術である gettext を採用しているプログラム上で翻訳可能なすべての文字列のリストのことです。

この .pot ファイルは WordPress 開発チームが用意してくれている makepot.php 等の php ファイルを実行して作成するのですが、いろいろとオプションを指定しなければいけないのでコマンドラインで実行する必要がありました。Windows 上で PHP 環境を実行することももちろんできるのですが、コマンドラインで実行するのがうまく行かず、結局 Ubuntu 環境を用意して対応しました。

文字コードと改行コードなんて嫌いだ!

日本語版を構成しているのは翻訳ファイルである po/mo ファイルだけではありません。翻訳チームが直接ファイルを編集して翻訳しているファイルもあるんです。

WordPress のコアファイルの文字コードと改行コードについては、WordPress 日本語版チーム資料/テスト項目 – WordPress Codex 日本語版 にある通り、基本的には UTF-8 + LF で、wp-config-sample.php が唯一の例外となっています。……となっています。…となっているんですが!頭では分かっていても、気がつくと Shift-JIS で保存してしまったり、CRLF になってしまっていたり、と Windows 環境下で作業しているとろくなことがありませんでした。Shift-JIS がベースにある OS ですし、文字コードと改行コードをいつでもはっきりと確認できるエディタにも恵まれていない気がします。

というわけで、ここが違うよ、アレが違うよとみんなにご指導いただくことに。tenpura さん→ mako さん→nao さん→また tenpura さん、みたいな。はい、要するに僕、こういう確認作業向いてません(ええーっ)。

というわけで、これも途中からは Ubuntu にて作業しました(Windows で coda みたいな視認性の高いエディタがあったらぜひ教えてください…。重いのと、ネイティブ UTF-8 じゃないのは嫌いですが…w。ちなみに今は Sakura Editor の UTF バージョンを使っています)。

Subversion で初コミット。trunk、branch…? tag…?

このオデッセイゲートも含めて、WordPress のコアファイルのアップデートなどバージョンの変更は Subversion を使っていましたが、これまではチェックアウトとスイッチ専門。WordPress 日本語版オリジナルのファイルにコミットするのはこれがはじめてでした。

trunk で開発を行い、branch や tag と切り分けていくということも、Subversion などで共同開発をされている人には一般的なのかもしれませんが、こちらも初体験。いやいや、勉強になりました。

というわけで、何度も何度もコミットして練習させてもらった結果がこちら…。すいません、すいません。

クレジット画面にも顔出し

3.2 から管理画面の一番下、フッターの最後にクレジットへのリンクが追加されています。

WordPress 3.2 クレジット画面

翻訳者の項目には、ぼくも日本語版作成チームのみんなと一緒に名前を載せてもらっています。ありがたや、ありがたや。なお、ここに載っているのは、validator と呼ばれる GlotPress の確定権限を持っている人だけになってしまったので、日本語版作成チームメンバーはまだまだいます。RC 版までは翻訳者全員が載っていたんですけどね。

リリースパーティーで会いましょう!

WordPress 3.2 については、7月30日に品川はマイクロソフトさんでリリースパーティを予定しています。リリースパーティの前には WordBench 東京主催の勉強会も予定されており、ぼくも前座でちょこっとおしゃべりします。もしよろしければ、ぜひ会場でお会いしましょう!

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WordPress 3.2 日本語版をリリースしました” への13件のコメント

  1. WordPress 3.2 日本語版をリリースしました | Odysseygate.com: .pot ファイルを作成するのに Ubuntu 環境を用意. 翻訳については基本的に GlotPress で行えるのですが、Glo… http://bit.ly/oLuAJS

  2. ピンバック: WordPressで必要なPHP基礎講座 – WordBench東京&WordPress3.2リリースパーティを行いました。 | WordPress(ワードプレス)コミュニティ

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