映画『Super8/スーパーエイト』

Super8

Super8

スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮、J・J・エイブラムス監督の SF 超大作『Super8/スーパーエイト』。全貌が分からないような作りになっている PV に、いったいどうなるんじゃーと好奇心を刺激され、さっそく公開日に映画館に足を運んできました。

なにこれ、『スカイライン – 征服 -』 の256倍面白い…

断言できます。この映画は面白い。

コンピュータグラフィックスの技術は革新的に進歩しました。世界中に VFX のスタジオができ、どの映画にもコンピュータグラフィックスが導入されています。撮影では表現できないものも、コンピュータグラフィックスで表現できるようになりました。それはとても良いことであるにもかかわらず、そうして表現されたものがかえって作り物であるように感じてしまうんだと、『スカイライン – 征服 -』 と『Super8/スーパーエイト』を見て思いました。

この映画、もちろん xxxx(※自主規制) は CG だけれど、その多くをセットを作って撮影しているように見えました。ブルースクリーンとテープによる演技では撮れない、手でさわっているかのようなリアリティーを感じました。

もちろん、CG も使われています。題名の Super8 にちなんで、この映画の映像にはところどころ青い光のハレーションがわざと入れてあったり(デジタルカメラでハレーションは起こらない。)、フィルムの傷が見えるようになっています(デジタル上映の映画館ではフィルムは使われておらず、当然映像に劣化は起こり得ない)。

というわけで、とても懐かしさをかんじる映画なのですが、だからと言って古くささは全然ありませんでした。列車事故のシーンはこれでもかというくらい派手だし、ハラハラドキドキさせる演出は今風でとても怖かった……><; クラシックな撮り方を最新技術の力を借りながらうまく表現しているのだと思います。こればっかりは観てもらうしかありませんが、その価値はあると思います。

エイブラムスの映画かな?いや、スピルバーグの映画だ !

スピルバーグは監督ではなく製作総指揮の立場であることも多く、その映画によってスピルバーグ自身の映画だと感じたり、監督の映画だと感じたり、作品によってまちまちなことが多いので、スピルバーグの映画だなぁと思うとぼくは彼の匂いを感じる、と表現したりしているのですが、じゃあ、この映画はどっちなんだろう。エイブラムスの映画かな?音楽は『エイリアス』、『ロスト』の人だし。

そうも思ったのですが、いやいやそうじゃない。

子供たちの友情を描いていてまるで『グーニーズ』だし、”父と子の物語”だし、xxxx (※自主規制)はまるで E.T. だし、女の子はブロンドだし。

これはスピルバーグの映画だ。待ちに待っていた彼の匂いのする映画だ。10代の頃に僕をワクワクさせてくれた彼が再び帰ってきたのです。

おで的映画評価:★★★★★(絶対見るべし!)

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