2002年5月の FFXI サービススタートから7年、SQUARE MILLENIUMの発表から9年を経て、ようやく次のMMORPGが発表になりました。
次期MMOを作っていることは開発チームから散々アナウンスがあったし、昨今のアップデートがすかすか&遅延気味であることを考えれば、XIよりも次期MMOにリソースが割かれていることはわかりましたが、まさか正式ナンバリングタイトルで来るとは意外でした。XI以外のオンラインタイトルが総崩れしたことを考えると、止むを得ないところですか。
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このあたりを見ると、情報不足ながらも開発が目指そうとしているFFXIVの姿がおぼろげながら見えてきます。
河本信昭氏: 説明しますと、ヴァナ・ディールというのは世界全体の名前でしたけど、エオルゼアというのは地方の名前です。地方の名前ではありますが、これをメインでやっていこうかと。世界全体としては「ハイデリン」という別の名前を用意しています。世界観としては「FF XI」とはまた別の世界観になると思います。
ハイデリンという世界があって、その地方のひとつであるエオルゼアが冒険の舞台であると。事業として軌道に乗ったら(=ユーザ数が増えたら、FFXIのときのように)、別の地方にも行けるようになる、といったところだと思います。しっかし、エオルゼアってのは言いにくくないですか。
田中氏: 今回経験値レベル制ではないんです。
河本氏: レベル制ではないけれど、ジョブのコンセプトを引き継ぐという点では非常に似通った所もあると思うんです。なので、その日その日で切り替えて遊んでもらって、かつそれを成長させたら今度はこっちを育てるといいことがあるかもというふうになればいいかなと。
FFXIがライトユーザを獲得できなかった最大の失敗が、レベル上げにしてもエンドコンテンツにしても長時間の拘束を強いられる点だったと思うのですが、そのあたりを改善したいということでしょう。
アサルトなんかは30分程度の拘束で、スピード感あるコンテンツにご褒美ももらえて結構よかったと思うのですが、ああいうのを目指してほしいですね。レベル上げは土日に6時間に通しで、とか、18人で4時間叩いてもボスが倒せないとか、32人で8時間叩いても倒せないとか、64人で18時間(ry とかまぁそういうのは(やったことないけど)勘弁。
テーブルトークRPGのように、ダンジョンをひとつクリアしたら、経験点と報酬、みたいな形でもいいと思うんですけどねぇ。経験値があるとダメか。
田中氏: デザイナーがアートワークの方向性で考えているのは、最初にそのハイファンタジーを目指そうというのは根底にあったんです。いわゆる中世ファンタジーではない、もう少しモダンな感じのものにはなると思います。
ハイ・ファンタジーっていうのは現実世界とは違う異世界での物語ですね。そういう意味ではFF13みたいな近未来もハイ・ファンタジーなわけですが、やっぱり王道の中世ファンタジーを望みたいです。
基本的にプレイヤーは冒険者っていう設定なのですが、ほかのMMOみたいにたとえば建築家になったり、武器屋になったり、ともっと自由にできるといいですね。種族も人間だけっていうよりはたとえば、ゴブリンを選べたり、モーグリになったりとか。バンガとかムンバとかでもいいし(僕は選ばないけど)。
――要求スペックはどれぐらいになりますか?
田中氏: 今回ちょっとカッティングエッジ的な所もあるので、「XI」よりはかなりスペックが高めだと思います。「XI」を出すときにもMMOなので5年、あるいは 5年以上要求に耐えられるMMOにしようと、5年後に標準となるようなスペックのものを当時作っていたので「XI」ってはじめの頃スペック高すぎで結構叩かれていたんですが、今では普通にノートPCでも動きますから。
いやー、動かせるノートPCもあるっていうだけで、”普通の”人が持ってるノートじゃ絶対動きませんって(笑)
LAST REMNANT PC版も、快適にプレイしようと思ったらGeforce 7900 GTX以上を照準にしてるぽいので、デスクトップでSLI/CrossfireXを覚悟しなきゃいけなそうですねー。無理だわー。
――ということは今回は全曲植松さんの曲ですか?
田中氏: 全曲やってもらっています。サラウンドに関しては、現在5.1chを基準にしていますけれど、オンラインの場合、サラウンドフォーマットはADPCMだと容量の問題で配信が結構きついんですね。
な、なんだってΣΩΩΩ。いやー、XIのときみたいに基本的な曲だけ作って後はほかの人、かと思っていたら全曲とは。水田さんの曲もかなり気に入ってるのですが、そろそろFFの植松節を聞きたいと思っていたところでした。
サランドフォーマットが5.1chということは、サントラより普段のプレイのほうが音が良さそうですね。オンゲーは基本同じ曲をずっと聞いているので、サントラ要らないっちゅう話もありますが。しかし同じ曲をずっとといえば、むしろ崎m(ry
Q: サーバーは、グローバルサーバーか、リージョンサーバーか?
田中氏: 現状では、「FF XI」と同じように、クロスリージョンのグローバルサーバーを考えていますが、ユーザーの要望に応じて国別のサーバーも検討していきます。
またクロスリージョンなんですね。ぼく、ある程度なら英語分かるから、英語が流れてると不快とかそういうこと言うつもりはないっす。別にフランス語だってある程度(ry
そうではなくて、日本からの接続ユーザ(=日本人ではない)と海外接続ユーザとで、スクエニ&GMの対応スタンスが違うのが気に食わないんですよね。日本人にはチートも外部ツールも一切許容しないくせに、海外のプレミアムサイトではどっちも黙認状態というダブルスタンダード。
これがなんとかならない限り、日本オンリーサーバにしてくれないと困りますね。やってらんないもん。
――公開されているタルタルとおぼしき人物は見た感じ等身が上がっているような気がするんですが、こちらは意図といいますか、なにかあったりするんですか?
河本氏: この世界にあった絵を追求していった結果かなと。僕らとしても色々見ながらこんな感じあんな感じと色々な議論が、かなりもちろんタルタルとおぼしきあのキャラに関してはありましたけど、この世界に立たせてみてどうなんだろうという点を重視しました。
タルタルはあの等身じゃないと…。正直全種族リアル系じゃなくて、ファミコン時代の三頭身キャラでいいんじゃないかと思うんですが。ライト系でしょ?
――今回もやはりカットシーンがあって?
河本氏: むしろ圧倒的に「FF XI」よりも、まあ見て頂いたようにああいうシーンが存分に出てくると思います。かなりリッチになっていると思います。
ここはやっぱりFFなんで、いいストーリーに期待したいですね。プロマシア以降はかなりシナリオが重厚になっていましたが、あの頃からのシナリオはユーザの評価も高かったと思います。
できることなら、難しいとは思うけど、ユーザ側から物語にかかわりたいですね。基本的にNPCが勝手にしゃべってるだけなんで…。
とまぁ期待と妄想は尽きないわけでした。