映画『DIE HARD 4.0 : LIVE FREE OR DIE HARD』


先行ロードショーにて、『ダイハード 4.0』を見てきました。

ストーリー

FBIのサイバーテロ対策課に衝撃が走った。何者かが全米の交通、通信、電気、ガス、水道などのライフラインを統括するシステムにハッキングをしかけてきたのだ。現場指揮を執るFBIのボウマンはブラックリスト入りした全米のハッカーの捜索を命じる。「ベテラン刑事」となったジョン=マクレーンもこの捜索を命じられたうちの一人。ニュージャージー州に住むハッカー・マットの身柄を確保に向かうと、何者かに襲撃されてしまう。なんとか逃げ延びて、FBI本部にたどり着いた二人が見たものは、ハッカーによる国のインフラへの多段階的サイバーテロ(投売り)によって生じた大混乱だった。

超人的な活躍でマットを守るマクレーンに、マットは「あんたは英雄だ。自分にはとてもなれない」と言う。ところが、マクレーンの口から出たのは”英雄”の本音だった。「妻とは離婚し、飯はいつも一人。代わりたいやつがいればいつでも代わるさ。だけど、誰も代わるやつがいないんだ…」

感想

ダイハード 4.0は邦題なのかな?原題はLIVE FREE OR DIE HARDとなっています。サイバーテロをテーマにした映画なので、日本の映画会社がWEB 2.0とひっかけて、うまい題名を作ったというところでしょうか。

待望の続編は、いくつかお約束を破っています。第一作はベートーヴェン:交響曲第九番、第二作はシベリウスのフィンランディア、第三作はブラームスの交響曲第1番第4楽章というように、クラシックがテーマ曲となっていて、そこがまた好きだったのですが(←年中第九聞ける人)、本作ではクラシックのテーマはありません。公式サイトのトレイラーやTV-CMではロックアレンジされた第九がかかっていますが、これ本編ではありません。これがとっても残念!第九がかかるとなんとなくダイハードっていうイメージなんですよね。

とはいうものの、テロリストとトランシーバーを使って交信して、じわじわと追い詰めていくダイハード節は健在で、アクションは今風の見せ方で見所満載です。

なぜハッカーははじめてみたばかりの政府の基幹サーバーのインターフェースを即時に理解できるのか、とか、やたらと馬鹿でかい文字でアラートが出る珍妙な独自インターフェースとか、外部からあらかじめ用意したCD-Rのハッキングソフトをたやすく読み込めてしまったりとか、最重要機密サーバーのある場所でケータイの電波がつながったりとか、そもそも交通麻痺が発生し大混乱のさなかケータイが普通につながったりとか(普通は輻輳して使えない)、そういうところは気にないで見ることをオススメします。そうすればかなり面白いですからね。


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