
久々の映画になりますが、『I AM LEGEND』を見てきました。古典SFの名作「吸血鬼(原題はI AM LEGEND)」の3回目の映画化だそうです。
現代のアメリカ───はしかウィルスを媒介して癌を治癒する治療法が発見された。治癒率は100%、瞬く間に治療法は世界へと広がっていった。それから3年、アメリカ軍中尉でウィルス学者のロバート・ネヴィルは今日も愛犬のサムと銃を片手に狩りをしていた。かつては大勢の人と車が行きかっていたニューヨークの通りに、人間は彼一人。残された民家やお店を回って日用品を調達、摩天楼の脇で畑仕事、名前をつけたマネキンに話かけてはかろうじて平静を保っていた。世界を救いたいという気持ちが彼を支えていた─────
TVでCMを見たりはしていたのですが、事前にストーリーに関してはほとんど情報を入れずに見に行きました。もちろん原作の小説も、他の映画化作品(「地球最後の男」)も見ていません。まさかこんなに怖い映画だったとは(笑)
監督は「コンスタンティン」のフランシス=フローレンスでコンスタンティンも多少おどろおどろしい映画ではあったのですが、本作は監督がSFじゃなくてホラーと間違ったんじゃないと思うくらい見せ方が怖いです。ネヴィルがサムを追って日の光が届かない暗い建物の中へ入っていくときや、暗がりに蠢く異形の生物がちらっと見えたりとか、いちいち怖いです。そして、怪我するたびにいちいちとっても痛そうです。地球上に人間はネヴィル一人、相棒はサム一人という状況が余計とシビアに感じさせます(どうでもいいですが、サム、実は雌犬です。本編をよーく見ているとなんでか分かります笑)。
そんな現在の状況に、ネヴィルが寝るたびに見る2009年の記憶が挿入されて、辛いシーンの連続が続くからこそ、ラストシーンにカタルシスを感じるのかもしれません。というのも本作は「吸血鬼」に忠実に描いているというより、ストーリーを改変した「地球最後の男 オメガマン」のリメイクといったほうがいいかもしれません。どういうことか書くとネタばらしになってしまうので、Wikipediaあたりで「吸血鬼(地球最後の男)」を検索してみてください。個人的には息付く暇もないという感じの目まぐるしい前半に比べると、後半は随分とあっさり終わってしまった印象を受けました。いろんな謎がなんとなくこうなんだろう、という想像はできてもこうだと明かされていなかったりするんですよね。しっかり書けないのが辛いですが。
というわけで、はっきり言って圧倒されること間違いなしだと思います。ただし、動物が死ぬと泣いちゃう人は見てはいけません。。。。